141・MUSICMAN

　昨日、桑田佳祐『MUSICMAN』の先行試聴会にお邪魔した。実は、“MUSICMAN”というタイトルが発表された途端、本当に音楽好きなんだな〜と感激し、衝動で予約してしまったのだが（微笑）、昨日全曲聞かせていただいて、こんな力作にはちゃんと応えなければ！と思い、実家の分も予約してしまった（笑）。初回盤は、発売週になくなってしまうんじゃないだろうか。それくらい凄い作品。

　音楽ジャンルも年代もあちこちに飛んでいて、歌詞もエロから政治ネタまで何でもありで、もう圧倒的な熱量で、全17曲5000円くらい払ってもまだ元が取れる作品ではと思った。これは打ち込みで薄っぺらに作って、“あなたと私”しか見えていないド近眼系の着うたソングはとてもじゃないが太刀打ちできないと思った。ちなみに、試聴会では音源は配られなかったので、昨今のように発売前にMP３ファイルがばら撒かれるということもないと思う。いや、あったとしても、買って持っていて欲しいな〜。お仕事でちょこっと関わっているがゆえのお世辞ではなく、本当に名盤。サザン名義の『キラーストリート』で中庸な作品が多く、そういう丸みのあるポップスに行くのかなぁ〜と思っていたけれど、50代を過ぎていまだにとがっておられるのがスゴすぎ。こういう名作が生まれるのも、また名作に出逢えるのも生きているからこそ、ですね！