140・やっぱり歌が好き
今日は、CDショップ大賞の授賞式を見学してきた。ノミネートされた全25作品は、どれも良いサウンドとは思いつつ、うーん、なんかバンドが多いなぁとか、なんか男性が多いなぁとか思いながら見ていて、はたと気が付いた。
大半のアーティストは、歌声がメインではないのだ!!
というか、選考者のショップの方たちは、文字通り“グッドミュージック”を探しているのであって、自分は自分の観点で“グッドソング”、“グッドボーカリスト”にこだわって聞いてきたのだ、と。だから、こんなに双方音楽が好きで、ショップの良さを伝えようとしているのに、いつまで経っても話がかみ合わなかったのだ。だから、ロックを全然聞かない人とも、アイドル系ばかり聴いている人とも話がイマイチ盛り上がらないのだ。40年過ぎて今頃分かった。ずれているのは、むしろ私だ(笑)。そうだ、そうだ、ショップの方たちは良い“音楽”をオススメしたいのだ。うーん納得!!
更に、会場でお会いしたミヤコの福嶋さんが「関西って演奏よりも歌ありきでブレイクしますよね」とおっしゃっていたので、あぁ、私の感覚って関西ルーツに因るものだとも確信した。確かに、関西って少々ヘボい演奏の曲でも、ストーリーが際立っていたら売上げが突出することも多い。これまた勉強になった。
私は、音楽好きだと自称してきたが、実はただの歌好きだったのだ。なんだかそれが分かったら、どこか肩の力が抜けた。不思議なことに、なぜだかTwitterかFacebookを始めようと思った(単純)。考えが異なる人でも自然と繋がれそうだと感じたからだろうか。私は、大人の階段を上るのが本当に遅い(笑)。