28・秋川雅史さんに学ぶ

　先週1週間のシングル売上で、秋川雅史さんの「千の風になって」が遂に1位になりましたね〜（サウンドスキャン、プラネット、oriconのいずれでも。）。
　実はワタクシ、＜執筆のお仕事＞の方で、秋川さんのデビュー･アルバムの公式推薦文とキャッチ･コピーを担当しているのです。
http://www.kdashstage.jp/akikawa/promotion/index.html
　その中で、
「彼が、日本のクラシカル・クロスオーバーのジャンルを大きく変える日もそう遠くないはずだ。」と思い切って書いたのが、現実になったのが嬉しいです。当時は、横須賀の「さいか屋」というデパートのお客様優待コンサートも見学してこの文章を書いた記憶があります。今もTV等で観てお分かりのように、クラシック出身ながら、決してお高く止まっていらっしゃる雰囲気がなく、文武両道系の人に好かれやすいタイプで、コンサート後も一人一人と朗らかに談笑しながら自分で用意した平机で手売りされていたのが印象的でした。しかも、私が好感を持ったのは、日本語がスーーっと耳に入ってきたこと。それまで、声楽家の方の歌は、専門的な完成度が高いのかもしれないけど、日本語の情景が見えないなぁと不満に思うこともしばしばあったので、余計に驚きました。
　しかも、秋川さんは国内コンクール等で上位になりながらも40歳でまだ3枚しかアルバムを出してないんですが、確か何年間かの間、歌えない状況が続いたという苦労人なんですよね。その辺りも、私がついつい注目してしまう存在なのです。・・というか、人間として見習うべき所が沢山あるなぁと反省することしきり（汗）。しかも、大手事務所の系列にいながらも、やってきたのは本当に地道なプロモーションだけでしたし。07年もクロスオーバー路線のアルバムを歌っていかれるとのことです。今後も着実に多くの人に支持され続ければなぁと思います！