29・心変われど信念変わらず
前回の日記(もはや“月記”となりつつある今日この頃(大汗))からはや1ヶ月。
ここ最近の私は、本業の<音楽分析>で、数アーティストのアンケート分析+ご提案や、講演会発表、また<執筆>の“つのちゃん”お仕事の連載でちょっと忙しかったです。で、その合間に、<CDの企画>お仕事で、岩崎宏美さんのリイッシューに関する打合せ、さらに今は時間が余れば、岩崎宏美さんのアルバム復刻のプロモーションのサポートをしております。(だから、もう本サイトの更新はトップページ以外は当分無理!!)
先週は執筆で付き合いのあるCDジャーナル→Yahoo!musicへの記事仕込みと、Amazonへのジャケット掲載をお願いして、口コミも広がって予約も増えているとのこと。足でかせいだ効果があって嬉しい!この後もいくつか活字媒体に決め打ちしていきます。本業で音楽ファンのメディア接触動向を調べたり、副業でメディアと付き合いがあったりするので、こういう時とっても助かります。やっぱり、良い作品には売れて欲しいですもんね!
それにしても、第二期の5枚の収録曲のラフな予定情報が、諸々の要件をクリアする前に出てしまって(勿論、私が情報を流したのではありません・・)凄く焦りました。第一期の時、「収録未定」と発表して「ボーナスはないのか??」と問合せが殺到した為でしょうか・・・ 私としては、大胆に“26曲もボーナストラック”と言っておいて、これで収録がNGになったらどうしよう〜〜と思って、でも1つ1つやるしかない!と着々と作業を進め、最終的にはその(仮)曲目よりもボーナス・トラックを増やすことが出来てホッとしています。もう、ワタシこの間で白髪激増しました(爆)。勿論、ボーナスが増えたのは、宏美さん、ビクターさんのご理解あってのことで感謝感激です。
特に、「二十才前」のイニシャル・バージョンの収録を承諾いただけた時は、本当に安心しました。だって、これまで「シングル」としてベスト等に収録されてきたのはアルバム・バージョンだった訳で、ずっとそのイニシャル・バージョンが封印されていたのですから。本音としては、出したくなかった時期も長かったとお察ししますが、ファンに対する感謝の意味を込めて今回は快諾して下さったのだと思います。そういえば、吉田美奈子さんも自主制作盤『BELLS』についてインタビューの度に「私が生きているうちは二度と出しません!」とおっしゃっていたのに、2002年にエイベックスから再発したり、中島みゆきさんの「時代(LIVE VERSION)」も、数年前、ある企画盤でご提案したときは「あのバージョンは無理です」と関係者から門前払いされたのに、昨年末に『LIVE!!ポプコンヒストリー』に収録されたり、とみんな歳を経ることで変わってきているのだなぁと思います。それでいて、プロのアーティストとしてのこだわりは皆さん相変わらず強い。その心の柔軟さと信念の強硬さを持ち続けるのがプロなんだなと、あらためて思いました。
そして、昨日、第一期の5枚のCDの完成品が事務所に到着。前々回のコメントで旅人さんにご指摘いただいたジャケット周りを見てみると、努力のあとは見られるけど、やはり飯島真理さんの復刻盤の方が年代が新しい分繊細かも・・・。でも、歌詞が読めるブックレットの追加(これは宏美さんのご提案)、リマスタリングによる音の向上(袴田さんは神ワザ)、そして何よりボーナストラック+スペシャルCDによるプレゼントでの追加曲が合計100曲以上というのは、他のリイッシューには決して劣っていないと思います!ビクターさん、お見事!! 私は、「これが入るといいな」「あれも付くといいな」と理想形に向けて企画書を書いたり、データを調べて交渉したりしただけですので、それが本当に実現されて感無量です。
・・・なーんて思いに耽っているヒマはなく、まだ第3期以降の作業も残っていますので、宏美さん、ビクターさんに追いつけるよう頑張りたいと思います。ファンの方も、これが売れれば更に良いことが期待できるのでよろしくお願いいたします!(意味お分かりですよね(笑)) 併せて「シアワセノカケラ」のご購入もお忘れなく。前々作の「手紙」同様、優しい歌ですよ♪