T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

34・購入「枚数」=購入「人数」?

艶華-Enka-

 サウンドスキャンのデータから中森明菜の『艶華』の売上げを見て愕然とする。

 (初回盤A=DVD付き) 8,377枚
 (初回盤B=ボーナストラック1曲&インストCD付)8,047枚
 (通常盤=ジャケット違いで話題性の高いショット)8,884枚

・・ほぼ同じ売上げですやん!!これで、オリコンのランキング(3種類を足し上げたもの)が10位なのを、素直に喜ぶべきか。それとも「3種類買ったファンの皆様、ご苦労さ〜ん」と僻目になるべきか。優良女性ヴォーカルが大好きで、且つ実際によく出来たアルバムなだけに私の気持ちはかなり複雑。併買状況のデータでも、店頭ウォッチングでも、3種類をまとめて買っている人が多いのを目の当たりにすると、これがCDの生きる道なのか・・とも頭をよぎるけれど、やっぱり良い作品は多くの人に1枚ずつ届くような世の中になって欲しいなあ。大半が同じ内容のCDを、ファンの方に3枚も4枚も買わせる、というのはやっぱり不自然だと思うから。

※ちょっと前に私が本家サイトで書いたコラム
〜「一人が100枚買うCD」よりも「100人が1枚ずつ買うCD」を目指して〜
http://www3.point.ne.jp/~usu/enquete2.html