T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

50・夢中がいちばん面白い

 先日、NHKのラジオ番組にお呼ばれして、あれこれ喋ってきた。以前何度かコメントした時は録りっぱなしで気に留めなかったのだが、さすがNHK様、ご丁寧に同録音源を送って下さって、否でも応でも自分の声をチェックすることになった。お題は、「近年のさくらソング市場について」で、マーティ・フリードマンさんと私がコメントするというものだったが、はて、マーティさんの流暢な日本語と、私のデータ羅列系の関西弁と、どちらが聞きやすかったのか・・・以降、努力します(笑)。


 ところで、こうして新たな出逢いがあることは良いことだが、活字やサイトで私を知った方とお逢いする度に、相手方から言われるのが「若い」「まとも(な性格)」なかには100倍持ち上げて「男前」。・・・実は、より正確に言うと、「“意外と”若い」「“意外と”まとも」「“意外と”男前」と、いつも“枕詞”があって、初対面なのに目の前で仰るという事は、よほどの驚きなのかなぁ・・・と、苦笑を談笑に変えつつ、心中は素直に喜んでよいのかどうかとっても複雑な気分でいる。逆に考えると、文面から読み取れる私というのは、よほどの醜態なのか!?(←今さら気付くなよ(苦笑))・・・・と、人は文章だけで判断してはならないと身をもって知る私(大汗)。


 とまぁ、こんな人格破綻レベル(爆)の私に、分析やらCD企画やら執筆やらでお声がけいただけるのは、多分・・・というかほぼ十中八九、自身の能力ではなく、ましてや顔や性格であるはずがなく(!)、あちこちでアクセク楽しく働いている様子を先方が感じてくださっているからだろうと、最近はつくづく思うのだ。だって、能力だけだったら、もっとクールでシビアにこなしている人が山ほどいるだろうし。私という奴は、どうすればもっと楽しく学べるか、あるいは働けるかといつも必死で、多分教師なんかしていたら、もう何百回と“ウザイ”と言われていそう。なんかもう、10代・20代の人からしたら「あの人、前向きすぎて疲れるよね」と言われるに違いない。・・・つーか、実際、20代の時はよく言われていたような(爆)。でも、最近はほとんど言われることなく、日々いただける面白いオタク的仕事(苦笑)に囲まれて生活をしている。ネットにチラチラする求人広告などを見ると、今の時代もっとクールに働いた方がカッコ良いんだろうと思うし、そういう生きかたが目標とされるんだろうけど、でも常に楽しめる方向に学びや仕事があるかを考えるのも、たとえブサイクで時代遅れだとしても、少なからず現存するんじゃないかなと思うのだ(そう言えば、私の顔はよく“昭和の劇画系”と言われる。顔に時代錯誤感がありあり(苦笑))。

 
 いつか、「CDも配信もみーーーーーんなタダ!だから、誰が何を好むかなんて、考える必要なし!」みたいな時代になったら、自分なんてゴミ同然なんだろうなと覚悟もしつつ、でも必要だと言っていただける間は、関わって下さる方すべてがハッピーな方向を、あれこれ見つけられたらと思う。だって、夢中がいちばん面白いのだから〜!