T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

103・マリオネット?

 最近、某TV局のAKB48への報道が気になってならない。少なく見ても8割が男性だったイベント会場なのに、女子ばかりを狙ってインタビューをして、しかもその答が「もうクラス中、AKBのファンで!」とか、そしてその番組の司会者までもが「今の女子高生、カラオケでAKBばかり歌っていますよ」と煽ったり。(実際は、どのカラオケ機種のTOP50にもAKB48の楽曲は入っていないし、アーティスト別でも上位にはない。)彼女たちが“購入枚数”として、もう記録的に凄いのは誰もが認めているレベルだし、そこに“購入人数”が徐々に追いついて売れてきているのは、本当に素晴らしいことなんだけど、日本を代表するようなテレビ局が事実を歪曲してまで報道するのっていかがなものか??と思ってしまう。その系列局の深夜のドキュメント番組は本当に良くできていて、局全体の問題でないことは明らかで、恐らく系列の新聞社からのプッシュとかもあって、必然的にアジってるんだろうけど、やはり情報を受信する側も、もはや操り人形でもないので、強調することはあっても偽るのはダメだなと改めて自戒した。・・でも、その情報番組、地方への影響力はハンパなく強いので、それでも“事実”として伝わってしまうのが痛し痒し。ちなみに、そんなしわ寄せからか、良いネタだったら取り上げてくれていたネットニュースのコーナーも、最近、代理店を経由した有料枠が増えていて、私のように自分が関わった作品を半ばボランティアでネタを作成する身分は、全く応じてもらえないことが増えた。うーん、人気が出るとどこもお金が絡んで来るんだなぁ。でも、連載やコメントで、自分の持ち枠を持っているので、まだそちらでなんとかPRできるのが有難い。(ちなみに、岩崎宏美さんのCD評もコチラや全国地方紙サイトに掲載。役得、役得。)

 ところで、ペギー葉山のシングル「夜明けのメロディー」、なんか売れそうな気がする。これまでも、成世昌平「はぐれコキリコ」、すぎもとまさと「吾亦紅」、秋元順子「愛のままで・・・」、三山ひろし「人恋酒場」など、私が「これ、来るかも?」と思ったベタ歌謡はどれも売れているので、その延長で考えているだけなんだけど。なんかね、ちょっとメランコリック、あるいはノリが良い、というのは自転車で口ずさみたくなるので来ると予感するんですよ、いつも。要は、ザ・ベストテンのオタクからの名残だろうけど(笑)。 前述のような、ゴリ押しヒットはないだろうけど、じわじわと上がってほしい。そして、そんなヒットがもっともっと増えればいいなと願う。