T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

121・ヒットCDとヒット曲は異なる

(以下、ある作品の公式サイトより)
//www.universal-music.co.jp/universalj/artist/choshinsei/

<対象商品>
7/21(水)発売「Evidence of Luv/Get Wild」の3形態全て
・初回限定盤A UPCH-9576 ¥1,600(税込)
・初回限定盤B UPCH-9577 ¥1,400(税込)
・通常盤    UPCH-5661 ¥1,000(税込)

3形態同時購入一枚の握手会整理券をお渡しいたします。

自分が好きなアーティストがこれを実施したら、いったいどう思うだろう。喜び勇んで3枚の違う形態を急いで揃えて握手しに行くだろうか。それとも、呆れてファンを辞めるだろうか。はたまた、大好きだからもともと全種類買うのは当然で、それで握手会まで参加できるなんて超ラッキー!・・・という感覚だろうか。

(でもこれ、限定会場で行われるので、実際の売上はさほど伸びないと思う。「ここで売上が上がりました」という証拠を作りたいだけのような気がする。)

CDをどう売るのかは需要と供給のバランスだから善悪はないだろううが、これを「ヒット曲」として紹介するのは、どう考えてもおかしい。(勿論、AKBのように、それを重ねて曲も浸透させてきたなら、話は別だが。まさに「嘘から出た真」!)だから、自分のレギュラー媒体では「ヒット作」としては一切紹介しない。これが、ささやかながら残っている自分の良心だ。