125・Dear Friends BOX

　この9月〜10月は、自分が関わったCDが沢山あり（詳しくは本サイトで。あ、佐良直美さんはおそらく11月くらいの発売となりますので、是非ボーナス等での購入をご検討下さい。決して発売中止ではありません〜）、そのチェックだけでもバタバタなのに、それ以外にも中島みゆき『真夜中の動物園』、BEGIN『ビギンの島唄オモトタケオ3』、中村中『少年少女』（意欲的な作品なんだけど、実験方法が中島みゆきと被っているのが何とも微笑ましいです）などなど何度も聞きたいCDがこれまた一杯あって本当に耳が忙しい。でも、一番に紹介しておかなくちゃいけないのが、やっぱりコレ！

・岩崎宏美『Dear Friends V』　（10/20発売）
IIIからIVで歌い方が穏やかに変わったことに皆さん驚かれましたよね？Vは、さらにそのベクトルでオトナの作品に成長して、もっとくつろいで聞ける感じ。もし、自分がCDショップを運営していたら、大人向けのすべてのジャンルの棚にも置いておきたい素敵な1枚。カバーアルバムって、MP3音源を試聴すれば「ふーん、なるほどね（満足）」みたいなのもありますが、今回は、特にそれじゃあ全く伝わらない深い作品。また、紹介ページ作らないと！

　なお、これまでの5枚を合わせたBOXが発売されますが、付属ブックレットのライナーノーツ、本当にボリューム満点です。詳しい内容は、また公式サイトなどで発表されると思いますので、私からは控えますが、宏美さんの歌も、宏美さんの性格もさらに好きになること間違いなしです！カミングアウトすると、ライナーノーツを読んだ後、私自身、今まで聞きどころがつかめなかったアルバム（無論、私自身の問題です）を、今一番しっかり聞いています（微笑）。他にも、様々な作品への思い入れ度がこれにより高まることでしょう。

　BOXは、生産後受注のため9月9日までの対象店での予約で特典があるそうですね。これまで4枚全部買ってきた方なら購入も悩むでしょうし、プレス数が数万セットとかだったら、別途「ブックレット＋DVDの追加キット￥３０００」も売って欲しい！とかメーカーさんにガツガツ勝手意見を投げ込みたいところですが・・・・ここは、腹をくくって、過去4枚を親御さんに差し上げて大いに喜ばれるとか、オークションで転売するとか（宏美さんのDFシリーズの相場は2000円前後なので、それまで散々聴いて楽しんだ代金を￥１０００と思えば安いものです。）で、いったん手放して、新たに買い替えるのが得策かと思われます。あとで、また買えなくなるとしたら、あまりに勿体ない内容なので。

　以上、一ヒロリン・ファンとしての意見でした〜。あ、そういえば9月と10月にMEG-CDにて、『ROYAL BOX』になっていたLIVE盤のLPが個別で買えるようになりますね。ボーナス･トラック用にカセットやVHDの音源をあれこれ調整したり、マスターのノイズを大量に除去したり、LIVEのトーク部分を前のトラックにつけるか後ろのトラックにつけるかを内容によって変えたり（どちらの楽曲にも関係ない場合は、マイナストラックとしてランダム再生の時にスキップするようにしたり。ちなみにミスチルでもこんな調整はありません。）と、そんな苦労も、初めから何もなかったかのように、名前も残らずシレっと出されるのは、正直淋しくもありますが、まぁ、歴史とはそういうものだし、それで未来の音楽ファンが増えればいいなと思います♪