186・相性の問題か、自分の問題か
鈴木雅之「THE CODE〜暗号〜」を聞く。マーチンもマッキーも、表題曲を上質な編曲で仕上げた服部隆之氏もc/wの「SPY」カバーのサスペンスタッチのアレンジを施した村田陽一氏も、みんな好きな人達で、歌詞も歌声も、メロディーも好きなのに、ミュージシャンも第一線の名うてばかりでどの音も耳にビシビシ入ってくるのに・・なんだろ、感動できない。
もし、自分の感想だけを語るならば☆3つなのだが、これは作品の問題ではなく、自分の理解力に問題があるような気がして、容易に「これは凡作だね」と片づけられない。あるいは、要素、要素で見れば、どれも超一流なのに、それが一堂に会すると、必ずしも輝きが聞き手に届かないということだろうか。とにかく、もどかしい1作。