T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

187・「守り」では「守り」ができない

 最近、昔の知人や、仕事で関わった方の近況を聞くと、保守的な考え方をしていた人が、ことごとく自分の意志に沿わない形での異動や退職をされていることを聞いて驚く。例えば、CDの企画提案をしていた時に、「それは実績がないから作れませんね」とさらっと言ってのけたり(そりゃそうだろう、前例のないものを企画してんだから!、といつも内心思ってた(笑))、わざざわ数字を持ち出して否定的に証明したり(誰に向かって数字見せとるんじゃ!きっと数字を何も理解できない音楽オタクと思ってと、これまた内心沸々と(笑))、自分ではアイデアがないくせに、外部の私が何か言うと否定から入る類で、本当に保守的な人だったのでその転身にいっそう驚く。あぁやっぱり、今の時代って、何か能動的に生きていないと、大切な何かを失ってしまうのかなぁ、と痛感した。あるいは、それに気づいて、保守的だった人まで、大胆にリスタートしているのかもしれない。私自身も、いつも良いアイデアが出るわけではないし、日々流転しているようなものだが(苦笑)、やはり攻めてこそ、今の自由な暮らしが守れるのではと、あらためて自戒した。