206・知らぬが仏?
さだまさし、ならぬ、きだまきしとTake It All JAPANのCD評を書くために試聴していたら、「海といつまででも」を葉山洋三とデュエットする女性のとっても聴き慣れた美声が!私、このCDは、中島みゆきの80年代〜90年代前半の演奏や編曲を真面目に支えた倉田信雄氏のクレイジーな様子だけが楽しみで聞いてみたのに、そんな所にまさかヒロリン・・・いえ干雲丹子(ほし・うにこ)さんが出ているとは知りませんでした。これは予想外の収穫(笑)!しかし、ファンの方は、この数曲のために3000円前後出費されるのでしょうか(こんなゲストボーカルの作品が、今後テイチクから出る真面目な作品に収録されるとはとても思えない・・・ということは、これを買うしかないし)。でも、以前『Dear Friends BOX』の取材時に、
私「このシリーズ、幅広く歌っているようで、一貫した美学がありますよね。例えば、♪ポーニョポニョポニョ〜とか、カバーしないじゃないですか」
岩崎宏美様「なんで、ここに入れなきゃいけないのよ!(笑)」
みたいな会話があったのですが、今回のヒロリンのご乱心ぶり(?)に、今後の新たなる方向性(?)と、きだまきしの才能の引き出しの巧さをあらためて思い知りました〜。