247・サムライローズの謎(?)

　昨日、突然、5時間の間だけAmazonで1位になったというアラフォー女性集団、サムライローズ（みんなとってもお金持ちに見える！）。勿論、どんな作品も上位になる権利はあるのだが、その先行シングルのAmazon順位は、それぞれ6万位台、22万位台、33万位台。つまり、過去の楽曲の魅力に引きずられてアルバムが上位入りした訳ではない。

また、この手のチャート上昇によくある、何らかの情報番組で紹介されたとか、スポーツ新聞での話題が伝播したとか、いわゆる他のメディアでの盛り上がりも一切ない。

そんな中でのAmazon1位。Twitterの盛り上がりを見ても、参加している中年女性たちが喜んでいるTweetしか見られない（しかも、そのたった数時間１位だった画像を切り貼りしていて、本当に用意周到だ）。その当人たちだけの騒ぎようから、本当に、ごくごく一部の人が、頑張って買いまくったように見えてしまう。勿論、それも夢の実現の一つというのだから、否定しない。

ある人は、「Amazon順位なんて所詮八百長」だと言う。しかし、私にとっては、握手やハイタッチの参加券、複数種発売などの特典で、自社サイトなどごく一部の流通で上位が決定してしまうオリコンよりは信頼できる部分も多く、汗水流してプロモーションしたり記事を書いたりしたものがメディアに出ることで上昇するAmazon順位が励みになることも多いのだ。

だから今後も、様々なヒットチャートの中から真実を見分けて、そういった人々の努力を報いるような分析記事を書いていきたい。悩ましいのは、自分が関与した作品でそれをした場合に、「どうせ八百長でしょう」的に冷ややかに見られることだ。（勿論、この場合は、大量のニュースやコメントがあっての結果で、おサムライさん達とは訳が違うのに。）だから、私以外の方でそういった真実を評する人がどんどん増えてくれれば本当に嬉しい。