248・ダメ出し(?)は笑顔で

　先日、私と同じく女性ボーカルファンの業界の方にお会いした。もう随分前から（私が）一方的に逢いたいなぁ〜と思いつつも、もしかして仕事の取り合いのようになるのも申し訳ないし、またブログや執筆などでダメな音楽について、はっきりとダメと述べられる方なので、きっと私の仕事のいくつかも落第点をいただいているのだろう、と正直な所恐れていたのだ。

　とはいえ、避けたり嫌ったりしていないのに近くに存在しながら逢わないのも変だと思い、お声掛けして実際に数時間お話しした。そうしたら、いくつかのダメ出しもすべて笑顔付きで、本人としては全然悪気がないということに気付き、逢ってみて本当に嬉しかった。

　今の時代、質の低いものまで「解釈は人それぞれだよね〜」となぁなぁにすることが多いけれど、売れる/売れないは抜きにして仕事の完成度が高いもの/低いものを明確に区別し、さらにそれを口にするって、すごく勇気のいることだと思う。それでいて、実はそんなアドバイスは、すべて“笑顔”が伴っているので、実際に逢って聞いてみると、素直に心に入ってくる。ネット時代以前に、仕事をバリバリ開拓してきた人って、こういうバランス感覚に優れた方が多いなぁとつくづく感心する。私も見習いたいなぁ〜。（というか、私も笑顔のつもりなのですが、真顔が険しいので誤解されるのです！！これは、もう整形しかないかな？（笑））