T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

255・ショールーミング難民

出ました、私の“難民”シリーズ。いえ、単に、世の流れについていけない要素を自嘲しているだけなのですが、今回は、ショールーミング。最近、複数のテレビ番組で話題になっていた。

要は、リアル店舗ショールームのように商品を確かめて、より価格の安いネットで買うということらしいのだが、私も3年前にCDのアンケート調査でそれを実感し、唖然としたのを覚えている。

まぁ、CDは「発売をリアル店舗で知って、購入はネット通販で」くらいで、まだ納得できる範囲だ(一部のお店は、スペースを広告媒体として提供している所もあるので)。また、家電量販店で、サイズやビジュアルを確認した上で、価格.COMで最安値を探す、というのも・・それが大手チェーン店ならば許せる(これも、家電量販店は、メーカーから人や金をかなり搾取しているので。ちなみに、私、ある量販店の社員通用口から訪問する時に、有料のロッカーを使わされたり、徹底的に持ち物検査をされたり、凄く不快だった。あれ以来、そこでは買物はしていない。)

けれど、その番組によると、最近は、店員にコーディネートしてもらって、あれこれ試着した上で、ネット通販で購入する人が増えているとのこと!!服を選んで組み合わせるセンスがタダで培われるとでも??これは、選曲で仕事を頂いている私にとっては、物凄くショックだった。

さらに衝撃だったのは、アナウンサーとかも「あぁ、上手いよね〜」みたいに暗に肯定していた点。そこ、嘆く表情にすべきだろ!って、一人TVの前で、エキサイトしてしまった。

コメンテーターも、その改善策として「お茶やマッサージのサービスがありでは」とか言ってたけど、人の親切やハイセンスに価値を見出さない人に、より機械的なサービスが響くのだろうか。それとも、親切やセンスは無形だけれど、お茶やマッサージチェアは有形だから、有効なのだろうか。あるいは、滞留時間を増やそう(要は時間稼ぎ)ということか。

アメリカでは既に当然な行為だそうだが、あぁ、やっぱり私はこのレベルまでは出来ないなぁ。時に、お店で買う人に対して「おまえは気が弱いなぁ」と言う人がいるけれど、 「気が強い」ことと「人の気持ちを汲まない」ことを履き違えるようにはなりたくない(微笑)ショールーミングをするのは自由だけど、他人さまの選択は放っておいてほしい。なんてことを考えていたら、ネットでこんな記事を見つけた。

ショールーミングとPatagoniaのウィンドブレーカー

そうそう!私が地方でCDを買う時は「感動に身を任せる快感」と「地域活性化」の2大言い訳があるのだ。私自身も、クライアントが言い訳しながら仕事をコラボしたくなるような面白い存在にならなきゃと、とても参考になりました。(平林さま、有難うございます。)よろしければ皆さんもどうぞ♪