259・コーラスはプロがお好き

　よくリスナーの方で、「あのギターソロが」とか「ドラムの音が」とかこだわりを言う人がいるけれど、私の中のこだわりは、断然コーラス！まぁ、これも「ジェラス・トレイン」、ひいてはEVEが基本になっているのかもしれないけれど（笑）、ボーカルと闘うくらい本気のコーラスが好きなのです。あと、ソロでは、比山清（最近は難しい漢字）とか高尾直樹とか、坪倉唯子とか佐々木久美とかもそれぞれの作品のフレイバーを大事に演出できるから大好き。とにかく、CDや番組でコーラスのクレジットを早い段階で探して、それが載っていないと、ちょっと残念になるのです。AKB48『1830m』でもディスコ歌謡があるんだけど、コーラスもミュージシャンも一切記載なし。うーん、バックトラックが凄く良いのもあるのに。ファンは気にならないのかな？？

　逆に、素人でコーラス参加、みたいなのがあると、ちょっと聞く時にテンションが下がってしまう。もし、CD購入特典とかファンクラブ入会特典とかで「CDのコーラスに参加できます！」とかあったとしても、自分だったら違うな〜。実際、中島みゆきの「紫の桜」でヤマハの社員の皆さんがコーラスをやってるんだけど、それがものすごくダレダレで、本人が命を削るかのごとく熱唱をしているのに、すごい違和感があって。勿論、例えば、あるテーマに沿って、素人だけど障害のある方限定とか、お母さん限定とか呼んでくるのは大有りですよ。もう声だけで気合いの違いを感じるので。あと、LIVEで皆で合唱とかは喜んでやるタイプです。ただ、それが録音物となって、露骨に低レベルで残ってしまうのが、聞いてみるとしんどい、というお話です。

　でも、ギターが下手とか、ストリングスが大げさすぎとかは、しょっちゅう聞くのに、コーラスに対するダメ出しは目耳にしたことがあまりないから、この感覚も自分だけなのかなぁ。つまりは、「バックコーラス“難民”」か？（笑）皆さんはどうなんでしょ。