T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

355・逆境シングルLOVE

キミがくれたもの

CDTV』(ほぼオリコンのCDランキングで大半が決まり、他の要素で多少前後するが、ここ数年1位は絶対にオリコンと一致)で例のロボット声で「最新のヒット曲をお送りするよ〜、カウントダウン! 」と言われる度、何種類も発売されたものが合計されてTOP10に入ったものを見る度に「ヒット曲じゃないでしょ??」と猛烈な違和感を覚える。

また、アイドルグループが、1枚買えば握手券、3〜5枚買えばチェキ撮影に参加(しかし、共にメンバー1人とだけの為、メンバーをコンプリートしたい人は何十枚も買う必要あり)で、それらが合計されてTOP10に入った時Twitterやブログなどでファンが大喜びしているのを見る度に「それ、実際は数百人が買っただけでしょ?? 」と猛烈な違和感を覚える。いや、ファンが増えたこと自体を喜ぶのは素晴らしいことだが、「実際は10位のヒットではない。本当にファンが増えることを夢見て応援し続けよう。」という冷静さも欲しいのだ。

こんな中で1種類、あるいはDVDを外付けしただけで毎回TOP10入りをしている水樹奈々サカナクションONE OK ROCKは本当に凄い。1種類で見れば、毎回1位か2位なのだ。しかし、合計でランキングを見ると4位か5位が大半で、“地味”なチャートアクションの為、紹介される機会も少ない。それが歯がゆい。せめて、自分が関わることのできる範囲では、その部分はニュートラルに分析していたい。

画像は、1種類ランキングでは堂々(笑)16位(総合では50位)の工藤静香「キミがくれたもの」。今週末は、『僕らの音楽』で倖田來未と「Blue Velvet」を歌うようだが、予告ではしーちゃんの方が上品な歌い方に見えたのが驚き(笑)。人ごみを押しのけて自分の欲しい物を手に入れる人と、微笑みながら(握手しながら?)人ごみを進んで欲しい物にたどり着く人の違いを垣間見たような気分(微笑)。