359・岩崎宏美「糸遊」

　ヒロリンの最新シングル「あなたへ〜いつでも　いつまでも〜」のカップリング曲「糸遊（かげろう）」。片想いの切なさを文学的に歌ったミディアム調の楽曲で、加えてマイナーコードの歌謡ポップスなので私は大好き！

　さらに言うと、カラオケで実際に歌ってみて、ますます好きになった曲だ。どんなに喉の調子が悪くても、どんなにマイクの調子が悪くても、本調子の昼間でもグダグダの深夜でも、言い訳することなく（笑）高得点なのが、この歌と工藤静香「カーマスートラの伝説」なのだ。JOYSOUNDで毎月私一人しか歌っていないが（苦笑）、曲想が分かりやすく、ドラマティックに歌い上げられるので、他の方もトライすればいいのにと思うほど。ともあれ、得点的にも感情的にもまるで忠犬のように（笑）私を満足させてくれるのだ。ちなみに、A面曲「あなたへ〜いつでも　いつまでも〜」は、いつも途中でどこを歌っているのか分からなくなり、音がメチャクチャになる。こちらがきちんと歌える人は、きっとプレゼン能力も高そう！

　そんな「糸遊」にZOKKON命だったので、先日のスイートベイジルLIVE終演後、楽屋に挨拶に伺って、機会があれば「糸遊」も歌ってくださいと軽く直訴してみた。宏美さんご本人は「あなたへ」の歌い込みに一所懸命なのか（確かに、前半の優しい部分も、後半の力強く歌い上げる部分もCDを遥かに超えたものがあった！）、「糸遊」については、まだコンサート用の譜面も作れていないとのこと。「サスペンスタッチでオカルト映画みたいでゾクゾクしますよ！」と絶賛したら、「オカルト！じゃあ、『万華鏡』の後に歌おうかしら（笑）　」と笑いながらおっしゃった（←こういう瞬時の切り返しも、宏美さんは天才的！）今のところ、宏美さんのもとにも「歌ってください」リクエストはさほど届いてないようだった。

　ということで、またいつものように人が集わない所ばかり語っていますが（笑）、この歌、80年前後のヒロリンのシングルのようにゾクゾクしますので、よろしければお聞きください。いつかLIVEで聞けるといいな〜♪