361・心のベストテン

今日もまた楽しみなドラマ『最高の離婚』の放送日だ。

先日、書き忘れたのだが、ドラマを観ていて一番恥ずかしかったシーンがある。それは、主人公の男性・光生が家族に隠れて、毎年の元旦にノートにこっそり

「好きな動物ベストテン」

を付けているというのを、「あっ、それ10年前から知ってます」という元恋人と、「今の１位はもっと渋くなっているの〜」という元妻が、笑い合う場面だ。私は、まるで自分のことのように顔から火が出そうだった。それは、

「あっ！自分以外にも心のベストテンをノートにつける人っているんだ！」

という感激と

「やっぱり、こういうのを付けているのって、女性にとってはドン引きなんだ〜」

という落胆が同時に押し寄せてきたからだ。

私なんて、もうチョーオタクだと思われているから、ここで開き直っているが、この40数年間で大量のランキングをノートに書いてきたと思う。今、本サイトの方で、「マイ年間ベストテン」を何年も付けているが、それにとどまらないのだ。今、憶えているだけでも

・好きな先生
・好きなテレビ番組
・好きな中島みゆき楽曲（確か、「HALF」と「MEGAMI」がロングヒット）
・好きな河合奈保子楽曲（確か、「FINDING EACH OTHER」がロングヒット）

などなど、本当に「誰得」なものばかりだ（笑）。というか、これって男性特有の感覚なのかな？

でも、そうすることによって、上位のものが好きな理由を深く考えたり、そうすることで更に好きになったりと自分を見つめ直すキッカケにもなったり、再発見があったり、良いことも多いのだ。・・・というか、私の不屈な性格はきっと数字を見つめることから始まっているのだろうなと改めて思った。

画像は、そのランキングで大ロングヒットとなった河合奈保子「FINDING EACH OTHER」（スティーブ・ルカサーとデュエット）収録の『９ 1/2（NINE HALF)』。これレンタルレコードから録音したカセットテープで、その後新品で購入したLPで、そしてその数年後中古で購入したCDでと、3媒体総合では私の人生中TOP5（またランキングかよ）内に入るほど頻繁に聞いたアルバム。まさに、“奈保子はアーティスト”なアルバムだ。