T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

376・孤独の代償

Love (通常盤)

先週は、コロムビアさんの計らいで全国CDショップの偉い方々が集まる総会で函館まで出張講演をしてきました。こんな零細事業主を07年、09年、11年、13年と4度も依頼いただいていて、様々な経営者の方々から、内容に対する改善提言は多少あるものの(しかし、それを陰口ではなく、直接指摘してもらえるのもある意味嬉しいこと)、基本的には絶賛されるなんて、本当に有難いことです。

ちなみに、講師の先生は、08年は津田大介さん、10年は湯川れい子さん、12年は琉球音楽の大家の方と、それぞれ著名な方だったので、逆にワタシなどで良いのかな?と客観的に思うこともあります。2年連続することなく1年おきに依頼があるのは、講師を知名度優先で選びたい委員と、話の奇特さで推薦して下さる方が拮抗しているからだと思われるので、意見を闘わせてまで私を推してくださる方に尚更に感謝せねばと思う次第です。因みに、選ばれる為にあくどい根回し営業をしている訳でもありません(どこかの賞レースとは違うのです(笑)。あっ、でも私、根回し上手な人に憧れます!)

今年の講演は、 “配信が敵、無料動画が敵、Eコマースが敵というのではなく、それらの状況をヒントに、勝ち目を探そう”という内容で、終わった後、「文句を言う前に、まだまだやることがあると分かりました」と自分よりも十年以上も人生の先輩から目を輝かせながら言われたのが凄く嬉しかったと同時に、あぁ、こんなに謙虚だから、会社のトップでおられるのだなと逆にこちらが学びました。

多分、こんな風に有難いお仕事がもらえるのも、黙々と人と違うことを突き進めているからだと思うんですよ。本当は、私だって、フォロワー数千人!友達数百人!とかの人、すっごく羨ましい(微笑)んだけど、黙々と作業をしていると、そういう所でのお付き合いを忘れてしまい、あるいはかろうじて忘れていない時でも億劫になりがちなのです。でも、世の中は面白いもので、こんなマイノリティーを突き進めた分析や執筆や企画を喜ぶ人も少なからずいらっしゃる訳で、今の私が成り立っています。どの仕事も「愛がある」と言われるので、それが良い方向で伝わっているのがなんとも嬉しいことです。明日からも頑張らねば!

「愛」といえば『Love』、そうヒロリンのニューアルバムですね!来週発売に向けて、今週末は仕事を忘れてひと肌脱いで頑張ります。きっとその「愛」が、また別の「愛」に繋がることを願って♪