375・明日、笑顔で
またまたまたまたまたまた・・・・もう数え切れないほどこれまで何度も職権を乱用（笑）し、ヒロリンの新譜『Love』を発売前に聞かせていただいているが、・・・・
これ、いいですっ!!
前作『Thanks』が、依頼時に“感謝”というコンセプトを提示されたのか、どの作家さんも、“ありがとう”という言葉に呪縛されたような、そこにたどり着くまでの悲喜交々がもう少し欲しいような気がしていて、日頃から夜会チックな、あるいはジェットコースタードラマ『もう誰も愛さない』的な（笑）歌詞を求めている私には消化不良だったのです。勿論、それが最高傑作と仰って私に懇切丁寧に異論を唱えて下さった方も数名いらっしゃったので、これは私個人の問題なのかもしれません。
で、今回の岩崎宏美『Love』は、ドラマ性に富んでいて、それがなんでかなぁと思ったら、ノンフィクションもフィクションも過去も未来も現在も歌っているからだろうと気づきました。やはり、これこそ自作にこだわるシンガーソングライターには出来ないプロの歌手、表現者だと感じさせます。持病も落ち着かれたのか声もいい！
特に、今回は「明日、笑顔で」という曲に初聴きで泣かされた〜。で、作家を見たら、またもや、作詞・作曲：田村武也先生！（先日の早見優さんのLIVEで音楽監督だったので、そのLIVE構成の見事さやこれまでのヒロリン作品への感謝を込めて勝手に挨拶させていただいた方です）ちょっ、いったい私の何を知っているの（笑）というほど、田村先生の作品は、作家クレジットを見なくてもツボにハマるなぁ〜。前を向いて生きているんだけど、前に向けるようになるまでにきっと何かあったんですよ、どの主人公も。その辺のバランス感覚が私は好きなんでしょうね。そして、それがヒロリンのボーカルの強い部分と優しい部分にピタリとハマるんだと思います。
さらに、その後、松原健之くんの「北の冬薔薇（ふゆそうび）」を聞いていたら、ひゃぁー凄い高音が綺麗！、これは男性優良歌謡が好きな方、必聴な作品で彼には頑張ってもらいたいですが、そのc/wの「思い出してごらん」（同事務所のビーベリーが、安定感あるコーラスを務めています）という曲が、サビがまるで田村武也さんっぽくて、なんかいいなぁ〜と思って、作曲を見たら、こちらお父様の弦哲也（笑）。弦先生は、仰々しいほどドラマチックなサビがお得意（表題曲の「北の冬薔薇」なんてもう笑ってしまいそうなほど弦哲也）で、こういった穏やかなのは珍しいかなと思い、さてはご子息の傑作を横目で見て書いたのかな（笑）とか、いや単にDNAだろうとか思い直したり、とにかく、音を聞くだけで体が反応するほど、私は田村先生にAddictedされています（笑）。皆さんも、ネームバリューにとらわれず、オススメ作家いらっしゃったら教えてください。あっ、ヒロリンの『Love』、他にも良い歌がいっぱいなので、是非ご購入を。発売直前になったら推薦ページ書きますので♪
ラストに、YouTubeに田村先生の「愛するキモチ！」をカラオケされている方の画像があったので貼っておきます。この方もAddictedされているようです（微笑）。湘南乃風風のボーカルでヒロリンを歌ってくれていていい感じ♪（埋め込み無効だったので飛んで下さいませ）
