T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

390・「始まりの詩〜」の謎の続き

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昨日書いた「始まりの詩、あなたへ」に関する謎だが、自分で書いておいてなんだが、ますます謎が深まることに(苦笑)。

考えてみれば順序とか先輩後輩とか重んじる芸能界において、いくら畑違いでも10年も先輩の楽曲をカバーするならば注釈の一つがあっても良いだろうし、ましてやソニーの諸先輩方から可愛がられてきた美里のことだし、そういう事について人一倍気を遣う人だと思うのだ。やっぱりこれは、普通にヒロリンの曲を彼女がカバーしたというのではないな、とこの1点だけでも違うなーと思った。そう考えて、いささか執拗にインタビュー記事を調べてみたら以下のような記述がありました!

渡辺美里『Serendipity』インタビュー

「『始まりの詩、あなたへ』も千里さんが4年ぐらい前(2007年頃)、ニューヨークへ行く前に置き土産のように提供してくれた曲だった」

な、何ぃーー?カバーではなく、提供曲だったーー?まぁ、そう考えたら、前回の謎も、今回の美里の態度もほぼすべてスムーズに考えられるし、千里×美里コンビの提供曲の多さからも自然の流れに思える。唯一残る疑問は、やはりヒロリンが得意そうな歌詞、曲想に仕上げられていることだが、まぁ美里が歌うことを想定されたとしても、そんなに不思議ではない(もしかしてヒロリンが歌うことが決まって歌詞のヒロリンカスタマイズがあったのかもしれないが、今の歌詞がビシっと決まっているので、それも想像の域を超えない。)そして私自身は、どちらのバージョンも大好きだ。

以上のように、この歌、「カバーやりました」「ふーん」で過ごすには、あまりに不自然に思えたので、それを文章にしてみた。まぁ、こんなどうでもいい事を(苦笑)考えているのは、私くらいなのかもしれないが、「普通はこうなのに」「普通ならこうするのに」という“普通”の基準を持っていれば、いろんなシグナルに気付くことができる、という自分を慰める材料にでもしておこうかと思う(ヤケ)。