398・増田けい子/前夜祭（イヴ）

ピンク・レディーのケイちゃんこと増田恵子（当時けい子）のソロ・デビュー作「すずめ」のカップリング（ジャケットは収録CD『究極のベスト』）。歌詞は、歌ネットにないので、こちらをご参照ください。

当時の私は今ほどドップリ（笑）の中島みゆきファンじゃなかったけれど、既にその予兆はあり、当然、彼女が書き下ろしたA面の「すずめ」を応援していたし、またヒットチャートで、初登場の60位くらいから徐々に伸びていくのも嬉しかったし、「すずめ」は大好きなんだけど、この「前夜祭」も好き。

当時はまだ中学生で、この歌は幸せなのか不幸せなのかよく分からず、心にずっと引っかかっている歌だった。でも、恋人がいるから幸せ、いないから不幸せ、みたいに単純に割り切れるものではないなぁ〜と教えてくれた歌のような気がする。

なんで、この歌を突然気にしだしたかというと、私には珍しく、また数ヵ月後、クリスマス・コンピの企画のお話が来ていて、こんなマイナーな歌を入れてみたいなぁと不意に思い出したのだった。結局、ちょっと古すぎるので、自分から提案を引っ込めたけど、これは心に沁みる隠れた佳曲だと思う。作詞のサガン綾さんって、ケイちゃんのこの収録アルバム『一人が好き』でしか見ない方だけど、一体どんな方なんだろうって思うほど。意外とご本人だったりするのかな〜。とにかく、機会があればぜひぜひ聞いてみてください♪