T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

420・アイドルカラオケ人気(3)

一昨日、昨日に引き続き、『日経エンタテインメント!80's名作スペシャル』内「80年代デビュー女性アイドル24組のカラオケ人気曲ランキング」の本誌に載せられなかった部分について続いて補足します。今回でラストです!

本田美奈子.:今回の執筆に向けカラオケデータを取り寄せて最も驚いたのが本田美奈子.さん。TOP10は本誌でご確認していただくとして、オリコンTOP10作の「HELP」より上位に「私を泣かせてください」や「グルーンスリーヴス」などクラシカル・クロスオーバー作品が8作もランクイン。加えて、アニメ人気が今回明らかに。本当に多彩な人だったんだなぁ〜としみじみ。個人的には「つばさ」のTOP10入りがとても嬉しかったです。えぇ、ロングトーンできませんとも、気にしませんとも(微笑)。

中山美穂:彼女もKYON2同様に、アルバムがそこそこ売れたのに、アルバムからのカラオケ人気曲が少なくて、28位の「花瓶」が最高位。また、オリコン1位の割に「MIDNIGHT TAXI」「Witches」「ROSE COLOR」は「花瓶」並みの下位。「人魚姫」も20位と年間ベストテンに入ったとは思えない順位に。この時期のミポリン曲、歌うと意外と難しいからかもですね。

浅香唯:浅香さんは、TOP20に「哀しみの翼」「GOAL」「未来へ続く朝」とブレイク後のアルバム曲が入っています。意外とアルバム歌手だったのかな〜。というか、シングルの落ち方が激しくて、シングル、アルバムともに大ブレイク時に集中しているということでしょうか。

南野陽子:アルバム評価の高いナンノさん。シングルA面以外では「瞳のなかの未来」「愛してる」「星降る夜のシンフォニー」が人気。私が個人的にハマっていた「へんなの!!」は20位とかなり下位でした(苦笑)。

河合その子:私は、“鶴の恩返し”振り付けが3位だっただけでも大満足です(笑)。11位以下に「空を見上げて」「午後のパドドゥ」「プリズム」「悲しみのトリスターナ」がランクイン。彼女もアイドル時代のアルバムが人気みたいですね。

酒井法子:アイドル路線、フェミニン路線+一部アニメ曲と、実は本田美奈子.的に多彩なのりピーさん。私が好きな「さよならを過ぎて」と「Love Letter」は惜しくも11位と12位でした。あと、「微笑みをみつけた」はTOP30圏外に。歌いやすくてほっこりする佳曲なのに〜。

工藤静香:今回、編集部から聖子&明菜のみTOP20を載せて、あとはTOP10に絞りましょう、と言われて分析を始めたのですが、11位以下でもカラオケ人気曲が大量にあるのがこのしーちゃん。13位に「in the sky」、15位に「Blue Rose」、16位に「FU-JI-TSU」といずれも、当時カラオケでも有線でもCDでもTOP10入りしたものばかりです。なお、20位に「あなたしかいないでしょ」や21位に「声を聴かせて」のようなツーマッチな(笑)歌い上げ系も人気。しかも、00年代以降の「雨夜の月に」や最新曲「キミがくれたもの」もTOP30内と健闘。ちなみに、1位曲なのに最低なのは、そう誰もが予想できる「Please」。でも、この曲、ニコ動世代なら、逆に気に入りそうなほどジェットコースターな展開で私も好きです(笑)。

Wink:24組中、唯一ソロじゃないのに取り上げたWink。後期テレビでよく聴いた、「トゥインクル トゥインクル」は12位と、かなりの上位で納得。アルバム&シングルB面曲では11位に「Especially For You」、17位に「イマージュな関係」、21位「Special To Me」が人気。WinkもシングルA面以外に聴きどころ、歌いどころ多いですよね。

以上、これを見てカラオケに行きたくなった人が増えれば幸いです。その場合は、データ提供元であるJOYSOUNDさんでお願いしますね♪