T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

446・『ZIP!』に出演/皆TVが好きなのね〜

12月11日の『ZIP!』に1分間ほど写真とコメントで登場しました〜。制作会社の女性ADさんからTELがかかってきて、打合せをしに日テレへ。内容は、「クラベロ!」というコーナーで使うネタの識者による解説が欲しいという事で、

なぜ「雪」のつく歌が、「冬」のつく歌より多いか?特に90年代以降増えたのはなぜ?」と問われたので、私なりにデータを見つつ以下のように答えた。

(1)1990年は、歌謡曲からJ-POPに移り変わった頃
(2)この頃から、流行歌はトレンディドラマのタイアップなどより感情面、特に恋愛に寄り添うものが求められるように
(3)その場合、漠然と寒さを表わす「冬」よりも、「雪」の方が、はらはらと舞う様子に感情の移ろいや切なさをより乗せられる
(4)実際、00年代以降「春」の歌よりも「さくら」の歌が多いのも同様

(4)を話すまでは「この人大丈夫かなぁ・・・」と怪訝な表情だったのですが、それを言った途端、打合せ参加者が「あぁ、確かに!」と目から鱗という感じで、皆が相槌を打って一気に信頼度が上がったのだけれど、結局オンエアに使われたのは(3)だけ。それでも関根勤や枡アナなど「あ〜」っと納得していたので、それはそれでTV的で有りだったのかな。

ちなみに、構成作家さんが出した台本(もし何も言わなければ読まされていた)が
広辞苑を引けば「雪」の単語が、「冬」の単語より多いから、「雪」の歌が多い

だった。もしそうなら、広辞苑の半分が「愛」と「恋」でしょうが!(笑)と心の中で思ったけれど、やっぱりこれこそTV、特に日テレクオリティーとして満点なんだろうな〜。私はそんな回答、絶対に言えない(笑)。

それにしても、コメント出演なんて、自分の本質もないし、他の連載の執筆やCD企画、市場分析の方がもっと良い仕事しているはずだし(微笑)、何より「今はTVよりネットでしょ?」って言っている人も多いのに、いざ出演したと報告すると方々から

「えぇ、凄い!見たかった〜!!羨ましい〜。」

と周りから言われるなんてちょっと複雑〜(苦笑)。勿論、TVに向かない職業をしている(詳しくはこちら)私にとっては、「TVで分かるくらいの的確な説明をしたい」という目標もあるので、こうしてチャンスをいただけるのは嬉しいんだけど、気分は複雑〜。

まぁ、でも、芸能プロに所属していないのに、こうしてコメント取材や出演の入口を幾つか作ってもらえるのはとても嬉しいことです。今後も頑張ろう〜。