T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

468・“ハードポップ奈保子”万歳(笑)

私が好きな河合奈保子

コロムビアの公式サイトにて、河合奈保子35周年ベスト『私が好きな河合奈保子』のリクエスト投票結果が発表されています。

正確には現時点でシングルTOP5が発表されていないものの、大半の方がTwitterやMARUさんのサイト『TEAROOM☆NAOKO』にて予想されているTOP4が

「スマイル・フォー・ミー」「ラブレター」「デビュー〜Fly My To Love〜」「ハーフムーン・セレナーデ」

の順位入れ替えで(勿論、例外の方を否定しておりません♪)、

「うわぁ〜、みんな、スマイル&ノーブルな奈保子さんが好きなんだな〜!!」

と今更ながら再認識しました。きっと、この4曲が突出していて、この並びでもう1曲選ぶとなると、もう “ペナント歌謡”しかないのではと思えてきました。

いえ、ホント、どれも好きなんです、私。特に皆さんの予想の上位4曲がなければ、奈保子ベストとは思えないし、“ペナント歌謡”も超有名な前作より大好きです。もし、それが5位なら「さすが奈保子ファン、素晴らしい!」と思うほど。

分かってます、分かってるんだけど・・・この順位から、自動的に、私が大大大好きなハードポップ系の位置の低さも再認識できて、なんか泣けてくるのです(苦笑)。

いえ、「美・来」や「愛をください」は、もう自分だけが好きだからいいんですが、LIVE終盤の“奈保子元気タイム”を大いに盛り上げてくれた「UNバランス」「コントロール」「THROUGH THE WINDOW」がどれも入らないベスト盤が出来るなんて!!とちょっと驚きなのです。どれも、(ヒットの割に評価が低い)売野雅勇作詞だけど、売野雅勇林哲司コンビのシングル3曲は、皆当確でしょうし、決してそうでもない。しかも、元気タイムの3曲は歌声は勿論、歌詞からも心の動きが読み取れて歌詞ではさほどケチはつかないと思うのです。(強いて言えば、一部アイドルファンがこだわる純潔性は低いかな。)ちなみに、自転車で急いでいる時、頭をよぎる奈保子ソングNo.1はシングルでは「コントロール」、アルバム曲では「太陽の下のストレンジャー」です(どちらも八神純子作曲)。スピードでまっせ〜(笑)。

他の元気タイム系でも「エスカレーション」が9位「唇のプライバシー」が10位、「ジェラス・トレイン」が14位と、ランクインしているものの、それぞれの熱唱ぶりから考えたら明らかに低め。吼えまくり系コーラスのEVEと対峙できるアイドルなんて、そうそういないのに〜(苦笑)。

ちなみに、私が予想で外したシングルは、「UNバランス」「コントロール」「MANHATTAN JOKE」「THROUGH THE WINDOW」といずれもハードポップ奈保子(笑)

いえ、前回のコメントにも書きましたが、年月を経て、穏やかな作品が聴きたいのも分かります。私自身も、アルバム『JAPAN』は当時より今の方が何倍も好きですから。

「1曲しか選べなかったから、それらは2番手、3番手の人気曲なんだろう」という意見も分かります。でも、私にとっては、ハードポップが1番なのです。

決め手は・・上位であろう「スマイル・フォー・ミー」「ラブレター」「デビュー」は、多くのアイドルがある程度まで歌えるのに対し、ハードポップ系は大半のアイドルが上手く歌えないと思うからでしょうか。あと、単純にマイナー調で熱唱されると、心を持っていかれるというのもあります。

そう考えていると、私は、「あなたしかいないでしょ」という才人(まさにTalent!)が大好きで、自分自身の生き方もそういうのを目指して、そうしてここまで偏った人間(自虐です)になったのだな、とあらためて思った次第です。そう、やっぱりアウトー!な人間なのです。

でも、アイドル歌手が“最も”求められるのは「歌唱力」というよりも「表現力」もっと言えば「共感させる力」なんだろうな、と先日見学した風間三姉妹の同窓会コンサートと、先月試聴した芳本美代子の復刻盤からも痛感していたので、その延長で考えたら、今回のベスト選曲も納得なのです!私は、やっぱりアイドルを論じること、評価するのには向いてないな〜。まっ、よく言えば、一歌手として全ジャンルを対等に聞く耳はあるかもしれませんね(微笑)。

ということで、ベスト予想の思考一つでも、自分が見えてくるというお話でした。

でも、ホント、何度も言いますが、今回の企画、とっても面白いですよね。あとは売れるといいな♪♪♪