T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

476・「糸」VS「ひまわりの約束」年代別カラオケ人気

日頃から色んな音楽チャートを舐め回すように見ている私だが、2015年8月あたりから、カラオケチャートにて、中島みゆきの「糸」と秦基博ひまわりの約束」が1位、2位のデッドヒート攻防戦を続いているのが気になっていた。確かにどちらもテレビ番組等で取り上げられる度に上昇するのだが、それにしても一体どんな年代の人が歌っているのだろうか、と。そこで、JOYSOUNDの公開データを使って調べてみた。

厳密には、男女差もあるのだが、意外にも接戦なのは30代・40代だけで、10代・20代はドラえもん効果も大きいのか秦基博の圧勝、50代以上は元々のアーティスト認知の高さからか中島みゆきの圧勝。グラフだけ見ると中島みゆきが有利に見えるが、全年代で僅差になるということは、10代・20代のカラオケ頻度が多いからだろう。

また、今年になって秦くんがNHK『歌謡コンサート』とか『チャリティーコンサート』とか、明らかにエルダー向けに打って出ているのだが、今後何回も重ねていけば、グラフの右側がググっと立ち上がって、秦基博の圧勝となりそう。

方やみゆきさんの方は、現状は満年齢23歳あたりから伸びてくるのだが(やはり社会の荒波に揉まれて初めて中島みゆきの魅力が分かるということでしょうか笑)、日テレ土曜9時あたりのドラマ主題歌があれば、このグラフの左側の認知もググっと伸びそうです。嗚呼『家なき子』再び(←懇願)。

という感じで、データひとつ取っても、あれこれ世の中が見えて面白いのです♪