74・元気になれた小ネタ3つ

・10月にBMGからメジャーデビューする男性シンガーソングライターさかいゆうの才能にホレボレ。ミトカツユキとか大橋トリオとかSUEMITSU&THE SUEMITHとか、風味堂のワタリくんとか、ピアノマンは皆素晴らしいと思うけれど、ポップさ加減とテクニックの凄さのバランスが絶妙で、聞いていて楽しく心地よい。で、よくよく見てみたら、またもやオフィスオーガスタ。山崎まさよし、スガシカオ、秦基博と苦境マーケットの男性ソロから続々ヒットを飛ばす、というかゴリ押しの戦略ではなく、かなり前から目を付けておいて、デビュー前後から徐々に世間に浸透させてアルバムでブレイクさせるというこだわり、本当にいつもなながら敬服する。

・先日、地方の主婦に大人気のTV番組『スッキリ！』に、アメリカの女性シンガーソングライター、レディー・ガガが生ゲストに出るという予告を見た。『ミュージックステーション』の時は、ド派手なギャル風メイクで挑発的に歌い踊っていたので、「この人、おばさん達に反感買うのでは？」と思っていたら、素に近いメイクでピアノ弾き語り。結果、『Mステ』に出ても、『スッキリ！』に出ても、最大級のセールス効果が出ていた。力技でブッキングしたことに胡坐をかくのでもなく、音楽性を捻じ曲げるわけでもなく、それぞれのターゲットに合わせて魅力をアピールするという、日本側のスタッフの頭脳プレイに感心した。これぞマーケティング。

・昨日は神宮花火祭り。10年ぶりくらいに見に行ったけど、若い子から熟年までカップルの多さに驚き（・・って、自分もその一組だが（苦笑））。あと、ギャル率の高さは、他の日本の祭りと比べて相当高いのでは。（考えたら、花火は巨大デコレーションですもんね。）それでも、老若男女問わず思わず口を開けてしまうほど感動させてしまうなんて、花火ってやつは凄いなとあらためて思った。

・以上、最近、世の中において安易な「批判」と困難な「改善提案」の情報量のバランスが、あまりに崩れているようでイライラしていたけれど、素晴らしい人やモノを見つければ、学ぶものはいくらでもあるし、元気になれるものだと思った。要は、自分次第なのだと。明日も晴れますように。