T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

214・沼垂

 今日は新潟から帰ってきたのだが、沼垂(ぬったり)という街の印象が強烈で脳裏に焼き付いている。市の中心駅からわずか1kmほどなのに、まるで廃墟のようなのだ。いや、実際に住んでいたり、お店をしていたりという所もあるので、“廃墟”というのは本当に失礼なのだが、あるいて繁華街に行けるくらい便利で、そこから駅に出て電車に乗るのも、港に出て舟に乗るのも、車に乗って郊外に出るのも便利な所なのに、なぜあんなにゴースト化しているのかが不思議でならなかった。明らかに数十年前までは、栄えていた形跡が、かなり前に潰れた店がそのままになっていたり、シャッター銀座のシャッター自体がひどく錆びていたり・・・・。

 しかも新潟市政令指定の大都市で、そんな大都市レベルで、中心街付近であそこまで荒廃している、しかも(あくまでも私が見た限り→)再開発されないままというのは、他にないのでは。北九州市が近いかもしれないが、あそこは元々街があちこちに分散しているし、多少古い町並みはあっても、活気はあるし、門司なんてその古さを強みにして、今や現役女子や退役女子(?)の観光客がワンサカ訪れているし。

 いえ、私は所詮、音楽と数字しかよく分からない人間ですが、とにかく新潟で最も不思議だな〜と思ったのが沼垂なのでした。あの街だけでドラマが何本も生まれそう。