11・桜に学ぶこと
全国的に桜前線が徐々に北上していますね。ここ東京でも桜が二分咲き〜三分咲きと春めいてきていて、巷ではケツメイシ「さくら」コブクロ&河口恭吾「桜」森山直太朗「さくら(独唱)」中島美嘉「桜色舞うころ」aiko「桜の時」などなど“サクラソング”が流れまくっています。桜は確かに綺麗で、夜桜などは妖艶でもありますが、私はそこに至るまでのプロセスを思い感慨にふけることがあります。
開花するまで何十年、何百年と地道に育ってきた桜
開花すると、誰もが目を奪ってしまうほど咲きほこる桜
そして、花びらを散らす時は、未練なく移ろい、なおも生き続ける桜
その姿を観ていると、なんか古き良き日本人の教えを、桜自身が教えてくれているかのように思います。もしかすると、いにしえの人々は、そういった日本の自然に学びながら毎日頑張ってきたのかな、なんて思ったりもします。
最近、若い音楽業界とかミュージシャン志望の人たちにお会いして話をうかがうと、物凄く夢があってそれは素敵なことなんですが、そこに至るまでの努力の期間が必ずしも長くないなぁと思ったり、また結果が出なかったことに対して前に進まずその理由にこだわりすぎてるかなと思ったりすることがあります。勿論、私自身もこれからまだまだ仕事をしながら学んでいくことが多々ありますが、是非多くの方々も一度桜の木をみながら、ゆっくりと考えてみてはいかがでしょうか。