T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

72・自分を助ける別の自分

 2ヶ月以上ぶりの更新。本サイトの方は『想いうた〜歌姫フォーク・ソングス』『同〜歌姫エール・ソングス』『地球バラード』の紹介ページと、スタッフサイドから全く期待されていないのに凝りもせずに岩崎宏美『THANKS』の解説ページなど作ってみた。読んで何かしら心に響くものがあれば嬉しいです。

 それにしても毎日ブログを書く人って、凄い!国民皆・編集長!かといって、対面する相手の会話を遮ったり、LIVE中に歓声や拍手もせずに写真撮ったりしてまで更新している人には、何の共感も持たないけれど。彼ら、彼女らを見る度に、溺れている親友を助けるよりも先に、同じ手でケータイ撮影しそうな気がしてくる。

 さてさて、先日あるレコード会社で電話応対をしてくれる女性から次のように言われた。
「HP拝見しました。マニアックなCDばかり作ってるんですね(微笑)」
 そして、また別の日に連載の読者の方から楽しい話の中でご意見をいただいた。
「あなたのヒットチャートの着眼点はよいけれど、売れていない曲にも良いのはあるよ」
 さらに、また別の日に今度はあるディレクターさんから笑いながら諭された。
「マーケット分析はすごく面白いけど、実際にCDを出す方はもっと大変なんだよ」

 かなり前ならば、それぞれの場面で
「いえ、市場も見ています」だの「隠れ名曲大好きです」だの「企画も宣伝補助もしています」だのと、言い訳で語気を荒らげていただけれと、今は、談笑の一ネタとしてやり過ごすようにしている。

いずれにせよ、部分的に褒められている反面、いずれも
「音楽市場が見えていない人」「ヒット曲以外知らない人」「机上の空論だけの人」

という風にも映っているのが分かって興味深かった。

 そう考えると、自分を救ってくれているのは、別の自分だということに気付かされる。分析の仕事をメインにはしているが基本的に裏方で業界外には殆ど知られていないし、、ヒットチャート連載やCD企画は決してそれだけで生活している訳でなく、いずれも中途半端で間抜けな存在だと思っていたけれど、企画・執筆・分析のそれぞれで次の仕事をいただけているのは、やはり他の二つからの視点が助けてくれているのかな〜と思う。また、普段の生活でも、仕事でバカをやっていても、家庭で人として役目を果たしているならば、生きている意義を感じるし、逆もまた然り。

 まっ、前述のようなことを言われるのは、実際に「中途半端で間抜け」にも映っているからだけれど(汗)、でもやっぱり、そういう前向きなアドバイスはとても嬉しい

 ということで、今後もあれこれお願いします。但し、ネガティブ発言だけだとメゲるので、
多少オダテも入れていただければ、と。

 要は、電話でもメールでも対面で直接話す時と同じテンションで接してもらえると嬉しいのだ。