T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

203・大橋純子LIVE見学

 6/26は、ビルボートライブ東京へ大橋純子さんのLIVEに行ってきました。同事務所所属の方のCDが売れているので、快諾してもらえました(もし、イマイチな売上だったら、こういう場合、気まずい(笑)。)

 全盛期に比べ所々ハスキーに聞こえる部分もあるけれど、基本的には現役感バリバリ。しかも、62歳と聞いて、さらに驚き!!女性は、その身体的変化からどうしても声がドライになる傾向があり、それはそれで次のステージでの魅力に繋がるのだが、彼女の場合は、まだこれまでのステージで勝負すべきアーティストだと感じた。

 個人的には、近年になってから再び歌うようになったという「愛は時を超えて」と、一番聴きたかった「サファリ・ナイト」がパワフルな歌声で聞けて、感動しまくった。TVで1曲だけ歌うのを聞く時(しかも、難易度AAA級の「たそがれマイ・ラブ」と「シルエット・ロマンス」)に、声がふらつく所があるので、多少のトラブルがあっても仕方ないや、くらいに思っていたが、LIVEで15曲ほど聞けば、そんなのは杞憂だとすぐに吹っ飛ぶ。やっぱり、この人もまた、1曲で評価してはならない真のアーティストなのだ。こんな私の想いが、いつか誰かに伝わればいいなと、まずは日々頑張ろうと思った。

 終演後の楽屋で、上記2曲が聞けた喜びに加え「『サンバ・ソレイユ』も聞きたかったです!」と、つい余計なことまで口にする私に、「あぁ、あれも良い曲ね!売れなかったけど(笑)」とコミカルにズッコケる純子さんは、これまたお歳を感じさせずチャーミングでした。やっぱり私は、“売れなかったとしても、その名曲感はちゃんと届いている”というのを、作り手にも歌い手にも、そして聞き手にも知らせる事が、すごく好き。そうやって、心の灯りを増やせれば嬉しいな♪
 ちなみに、バンマスは元・月光旋律団の和田春彦さんでした。(それを知っている事をお伝えしたら、いっそう驚愕されました(微笑)。)