332・無敵の大衆ソング

今、仕事で2012年の主要メディアの露出効果を調べているのだが、ある楽曲が歌われたり、かけられたりした時、ほぼ百発百中でCDにもダウンロードにも効果が出ていることが見て取れて驚いた。

その曲は、数年前に発売され、そのアーティストにとって最大のCDセールス曲ではなかったのだが、ここ数年で大衆的に支持されてきたのだろう。音楽番組はもとより、バラエティー番組で歌っても、チャリティー系の番組で歌っても、またアーティスト本人がおらずスポーツ番組でかかっても、ウェディング関連のドキュメンタリーでかかっても効果があり、更には、そのアーティスト本人ではなく、お笑い芸人が音を外し気味に歌っても、素人さんがのど自慢で熱唱しても、その後、CDセールスやダウンロードが確実に増加している。特にダウンロードでは、発売以来、2012年が過去最高の売上数となっている。いやぁ、凄い！こういったヒットがあるのも嬉しい。（ただ、おそらくそのアーティストのコアファンにとっては、「また、これ？もう新曲も毎回ヒットしているのに、今年の歌を歌ってよ〜」と思っているかも。。。）

この曲、なんだか分かりますか。このページ関連のアーティストとなると、中島みゆき「糸」もかなりポイント高いけれど、スポーツ関連ではあまりかからないし（それでも昨年のドラフト会議のBGMになっただけで上昇していたし、ゼロではない）、EXILEの「Rising Sun」も、かなり強い楽曲だが、こちらはあの軍団がパフォーマンスしてこそであって、モノマネできるレベルではない。ちなみに、過去に紅白歌合戦で歌われたこともあります。

正解が出たので、追記しますね。

それは2004年に発表された、ゆずの「栄光の架橋」なのです。今年がオリンピック開催だから、と分析する人もいるかもしれませんが、それならば「熱くなれ」とか「GIFT」とかも流行いてもおかしくないし、何より五輪開催時期の前の年の前半から、正確に言うと昨年の震災以降から拍車がかかったと思います。当初は、エールソングだったのに、最近は、結婚ソングにも使われていてビックリ。でも、こういう風に新曲からスタンダードが生まれるというのは素敵なことですね♪ちなみにこのベスト盤、DVDがついていない為に、全国どこのお店でもすっごく売れています。