T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

40・音楽は永遠の活力源

 今日は、先週行った2本のLIVEをご紹介。


 まず、9/13は去年デビューしたシンガーソングライター・秦基博くんのLIVEを渋谷クアトロで観ました。いやぁ、驚くほどLIVEが安定している。彼は、ハスキーだったりソフトだったりと様々な声が出るんだけど、曲ごとに音程が全くぶれてない。ドライブ感が強くて、本当に難しい歌ばかりなのに。こういう系統で、こんなに上手いのって、スターダスト・レビュー根本要かシング・ライク・トーキングの佐藤竹善あたりしか思いつかないし、しかも根本さんや竹善さんは、声色が日によって微妙に違っていてそれがLIVEならではの魅力でもあるんだけど、秦くんの場合は、いつでも飄々とハイテンションの難曲をこなしてしまう。今回、どうしても、日経エンタ!の巻頭の話題人・解説(10/4発売)で取り上げたくて、編集さんにダダをこねてメーカーご担当者にお話を聞かせていただいたけど、LIVEを観たら、26日発売のアルバム『コントラスト』のヒットを確信した!今から、期待大です。


 そして、9/15は戸田恵子さんの生誕50周年LIVE草月ホールに。歌も芝居もダンスも全く自然にこなす姿は、まったく50歳には見えない!バックでコーラスやダンスをする戸田さんの後輩の方々も完璧!!なのに、帰ってきてから各ダンサーの経歴をネットで調べてみると、皆さんもの凄く苦労なさっていて、戸田さん自身も・・・。エンタメ界の商業性と芸術性のバランスって常々難しいとは思っているが、こと演劇に関しては、なぜこれだけ器の大きな方々が、ぶっちゃけ商業的に恵まれないのかなぁと、いつも唸ってしまいます(勿論、幸せそうではあるけれど。)その点、音楽界では、30歳を過ぎても、ピアノや歌でトチりながら(というか、トチることがもはやコアファンの中年男性を萌えさせている)LIVEをしている某女性アーティストは、実にオメデタイなぁと、本当は他のエンタメ界では許されないことだよ、と自分が担当ではないけど、勝手に反省してしまいました。ともあれ、戸田さんの舞台は、「50歳でも、こんなに元気だよ、あんたも頑張れよ!」と言われているようで、観ていてもの凄くエネルギーが沸いてきました。この後、名古屋、大阪公演もあるので、お近くの方は時間が合えばどうぞ。ちなみに、オリジナル・アルバム『アクトレス』も9/5に発売しています。現在、シャンソン風の「ささやかなジュゲーム」が脳内でヘビロ中、「赤べこ」に爆笑。


 さて、今の私はレギュラーでのアンケート分析の大詰めで頭が飽和気味で忘れてましたが、今週、桜田淳子紙ジャケと石野真子畑中葉子シェリー、太川陽介のGOLDEN☆BEST4作発売でもあるのですよね。今、チラリと真子さんや淳子さんのファンサイトを覗いたら「リクエストするだけではなく、実績を作って次の復刻に繋げよう!」と、まるで私がサクラで書いたような(笑)文章が投稿されていて、皆さんで決起されているご様子。しかも、どちらもAmazonHMVで順調に売上を伸ばしているよう。素晴らしい!!うちのサイトが少しでもお役に立っていれば光栄です。どちらも更なる復刻に繋がることをお祈りします。(いや、祈るだけじゃなくて、またあれこれお願い廻りします。ハイ。)


 ともあれ、LIVEやCDが私の活力源であることをあらためて実感した1週間でした。