T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

243・重い、想い・・・が好き

Route to roots


最近、単純作業のBGMに、よく聴いているのが竹原ピストルの『ROUTE to ROOTS』だ。彼の作品は、野狐禅の時からかなり聞いていたし(自分が好きなスピードスターレーベルのアーティストでもあった)、解散後は中島みゆき「ファイト!」のカバーが、方々で話題になっていたので知っていたけど、このメジャー復帰第1弾のアルバムは、あまりにブレないメッセージソングばかりで心に刺さりまくっている。「ファイト!」のカバーもいいけれど、オリジナルはそれ以上だ(中島みゆき以上、という意味ではない)。Amazonの曲目リストを引用すると

1. みんな〜、やってるか!
2. 石ころみたいにひとりぼっちで、命の底から駆け抜けるんだ
3. 来た道戻るの大嫌い!
4. オールドルーキー <再録>
5. 俺、間違ってねえよな?
6. 3センチの歌
7. バースデイ
8. リョウジ
9. ルート トゥ ルーツ
10. my dear
11. 高千穂峠のこいのぼり 〜ワルフザケガスギルMIX〜
12. 辞世の句
13. STAY FREE!!
14. 父から娘へ 〜さや侍の手紙〜<再録>

と、これだけでも、なんか聞き応えあり過ぎて、重いな〜って感じなのだが、この人の声が少しハスキーで高く、それが純朴そうでもあって聞きやすい。荷物をおろして視線をそらしてばかりいる歌よりも、私はこういう歌の方がずっと救われる。ドラマや小説でも「お前、重いんだよ」なんてセリフを吐く人(決まって小心者や浮気者)に、全く共感できない自分は、やっぱり事実を受け止められる人の方が好き。実際、こんな重い音楽たちが私を(ぶっちゃけ実力以上の(笑))所に導いてくれているのだと思う