304・ロングセラーベストTOP15

　10月10日に発売された『COVER WHITE 男が女を歌うとき 2 -WISH-』と『COVER RED 女が男を歌うとき 2 -WISH-』が、発売5週目なのにどちらも週間100〜200位で粘っていて嬉しい！今の時期、JUJUのベストとかMs.OOJAや大友康平のカバー集とかライトファン向けの作品があれこれとあるので、それらとの併せ買いも多いみたい。えぇ、本命じゃなくても相手にしてもらえるのは嬉しいです（笑）。

　さて、2012年末現在でのヒット作品（新品CDが年間1万枚以上）を対象としたロングセラーランキング。今回はベスト盤で見てみました〜。オリジナル盤では、若者向けが多かったのに対し、さすがにこちらはベテランやレジェンド系がゴロゴロ。以下、順位、アーティスト、作品名、発売日を掲載。ロングセラーオリジナルのランキングはこちら。（←こっちを伸ばすことはもっと重要）

1 ザ・ブルーハーツ スーパーベスト 951016
2 中島みゆき ベストアルバム大吟醸 960321(020220に再発）
3 荒井由実 Super Best of Yumi Arai 960828(000426に再発）
4 中森明菜 Recollection 980525
5 サザンオールスターズ 海のYeah!! 980625
6 松任谷由実 ノイエ・ムジーク 981106
7 井上陽水 GOLDEN BEST 990728
8 DREAMS COME TRUE GREATEST HITS "THE SOUL" 000214
9 ホイットニー・ヒューストン ザ・グレイテスト・ヒッツ 000520
10 浜田省吾 The History of Shogo Hamada "Since 1975" 001108
11 サザンオールスターズ バラッド3〜the album of LOVE〜 001122
12 Mr.Children 1992-1995 010711
13 Mr.Children 1996-2000 010711
14 中島みゆき Singles2000 020417
15 小田和正 自己ベスト 020424
次点 桑田佳祐 TOP OF THE POPS 021127

1位はTHE BLUE HEARTS。当時のオリコン年鑑を見たら登場7週、累計20万枚でいったんチャートアウトしたものの、その後、ドラマやCMに使われ、バンド好きの若い子にも「バイブル」として重宝され、いまでは累計94万枚！！ひゃ〜、凄い。。。

2位と3位には、女性SSWの二大巨頭がランクイン。やはりこの二人は語り継がれているのでしょう。みゆきさん、せめて2枚組で無難なベスト出すべき。データがはっきりと語っています。

　全般に自作自演系が名を連ねる中で、4位の中森明菜、9位のホイットニーと邦洋の歌姫が健闘。作詞・作曲・演奏・歌唱で一つの世界を作り上げるのと肩を並べるくらいのウタヂカラが、この二人にはあるってことですよね。これって、凄いことだとあらためて思いました。しかも、ホイットニーはお悔やみ特需だけど、中森明菜はここ数年毎回上位だし。あらためてアキナッチの復活に期待。あと、連綿と続くシングルベストのお客様には、オリジナルアルバムにも踏み込んでほしいところ。ちなみに私の好きなアルバムは『不思議』『Stock』『SHAKER』『Resonancia』『DIVA』です。（いきなり『不思議』を聞いて大怪我しませんように。。）

　ということで、今回もチャートをぐりぐりと掘り下げれば、いくらでも興味深いことが分かるという一例でした。だからチャートが無意味と言うのは、自身の数字への理解や愛情がないことを暴露するようなものです（無論、そんな生き方を否定する訳ではありません）。また機会があれば近年のロングヒットにも触れてみたいです。では、ご参考あれ♪