T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

328・ワンパターンは私か君か

Always愛をこめて花束を

今年の勝手ランキングが決定しました。

「決定!独断と偏見に満ちた年間ベスト50(2012年)」

いやぁ、そこら中に書いておりますが、なんともワンパターンな選曲!

数か月前、中島みゆきの『常夜灯』の白盤を聴いて、歌詞の世界観は広がりつつも、メロディーやアレンジが既存作品の類似性が高くて、こりゃもう才能が枯渇しかねないし、竹内まりや小田和正みたいに5年に1枚くらいのペースにして、“いつまでもエバーグリーンで素敵ですね”、と言われる路線を狙った方が良いのではと思ったほどだった。(ちなみに、小田和正竹内まりやの方が、ポップスにおけるタブーを厳守する為、中島みゆきよりも余程レパートリーが少ないと私は思っております。でも、その方が人々に支持されるということも、この方達は知っているんだと思います。)

しかし。彼女のお決まりパターン以上に、私が心から受け入れるパターンの方が遥かに少ないではないか!(笑)特に、西野カナ「Always」で感動した後、以前から大好きだったSuperfly「愛をこめて花束を」を聴いてあまりに同じ曲想で愕然とした。

しかし(パート2)。スマホのアプリ等で歌い出し検索機能でメロディーを歌うと、同時にヒットする藤井フミヤ「TRUE LOVE」と今井美樹「PRIDE」とサザンオールスターズの「TSUNAMI」がいずれも150万枚オーバーのメガヒットになっていることを考えると、私だけじゃなくて、人々全体がワンパターンなんじゃないかという気もしてきた。CD&DLを総合で見たEXILEの最大ヒット曲「Ti Amo」で男臭さ×女性言葉で味をしめたスタッフが出した三代目J Soul Brothers「花火」が彼ら最大のヒットになるのも恐らく確信していただろうし、そして私はどちらも大好き(笑)。

なんかそんな事を考えると、結局、人の好みというのはかなりパターン化していて、アーティストが自然に好きなメロディーを奏でていても「パクリ」と批判するのも、全く同じ曲想なのに、数年あいただけで「これ泣ける〜!」とか受け入れてしまうのも、人間の性であるような気がしてきたぞ。何度裏切られても離れられないカップルとか、結局いつも同じ悪癖の男を好きになってしまうダメンズ・フェチの女性とかにも通ずるものがありそう。

以上、自分のワンパターンを正当化する為、ゴタクを並べてみました。それでも、私のオススメがどなたかの心に響けば、それはとっても嬉しいです。毎年、数百枚のヒロリン作品が、こんな閑散サイト(笑)を経由して時期外れに売れていることも凄く嬉しい〜!来年も頑張ります♪