416・運命のドア
(以下、再生しながら読んで頂ければ幸いです。)
先日、日本のインディーズと台湾のメジャーでサイドビジネス的に作家活動されている今井茂之さんという方と知り合った。80年代ポップスに精通したソングライティング、またいかにも女性ボーカル好きな歌い手の選び方で、埋もれさせておくのも勿体無い!と思い、ご本人の了解を得て「運命のドア」という楽曲をアップしてみた。
実は、ずっと、ずーーーーっと(byスパイシーチョコレート(笑))、動画サイトでヒットする楽曲の傾向が気になっていたのだ。 BPM150以上で1分ごとに曲想の変わるものがなんと多いことかと。
いや、私も技巧的な楽曲は嫌いじゃないんだけど、感心こそすれ感動する楽曲ではなく、逆に狙いすぎなベタなバラードはそれはそれで嫌気がさすけれど、自分が好きな楽曲、例えば中島みゆき「重き荷を負いて」や「誕生」、岩崎宏美「そばにおいて(置いて)」や「決心」、河合奈保子「ハーフムーン・セレナーデ」や「美・来」(一発変換で美来でた!)などなど、どれもこれも、この“動画サイトヒットの法則”にまったく当てはまらないのだ。何より、その速さや文字の詰め込みだと、歌い上げることができないし!
これについて、ヒットメーカーのヒャダイン氏に取材した際、「BPMを上げて、どんどん曲を変えないと、人々から飽きられてしまう」と語ってくれたんだけど・・・何か釈然としなかった。(無論、彼は優秀なソングライターだとは思っています。)
また、あるトークセッションでITに詳しいミュージックマン達が「これからはニコニコ動画とYouTubeだけがヒットの震源地になる」みたいな総括だったので、質問コーナーで「そういった体制で、例えば、いきものがかりのような新人は、いつになったらニコ動から現れるのでしょうか??」と言ったら、失笑を買った。そもそもいきものがかりのような“かつてのJ-POPど真ん中”なアーティストは、彼らの眼中にはない、あるいはAKBなどアイドル的な付加価値がない限り流行らないと、蔑ろにされていることを実感した。
そんな経緯もあり、懐メロじゃなく未発表音源で、なおかつ従来からの音楽的な魅力で注目される曲があればと思い、1曲アップしてみた。多分、私のサイトが気になる方ならストライクなデモ音源だと思いますので、よかったら2〜3分だけでも聞いてみてください♪