T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

348・ハードポップは踏み絵

Stock(紙ジャケット仕様)

最近8作のAKB48のカラオケランキング状況(Oちゃん調べ=DAM+JOYSOUND、週数はカラオケTOP50内登場週数)

フライングゲット 最高1位 74週以上(継続中)

風は吹いている 最高17位 14週

上からマリコ 最高32位 8週

GIVE ME FIVE! 最高13位 10週

真夏のSounds good! 最高8位 13週

ギンガムチェック 最高8位 14週

UZA・・・・・ランクインせず
永遠プレッシャー・・・・・ランクインせず

これを見ると、AKB48はずっとミリオンヒットを飛ばしているが、楽曲の支持は決して上向きではなく、2作連続であまり歌われていない。(ちなみに、ももいろクローバーZは最新作でもランクインしているので、単にカラオケが懐メロチャートになってしまったという意味ではない。)

それ以上に私が気になったのは、嗚呼、今回もやはりと言うべきか、大抵の女性アイドルがハードポップ調を歌うと、やはり受け入れられづらいんだなということだ。「永遠プレッシャー」はジャンケン選抜シングルだから、メディア露出も通常より減るし仕方ないとして「UZA」で、ここまで綺麗に打ち止め感が出るとは。私が、これまでで最もAKBに心開いた(笑)楽曲なのに(詳しくはコチラ)、世間の反応は真逆なんて。

いや、もう80年代アイドルで十分懲りているんだけど、やっぱりこの路線はファン層がガラリと変わりうるのでかなりリスキーで、今回ははっきりと裏目に出たんだなと思った。そういえば、ハードポップ路線でヒットを連発した歴々の女性アイドルは皆さん女子人気が抜群。その大前提がないと、やっぱり難しいジャンルなんだとあらためて実感した。(だから、女子人気の開拓が進まなかった、というかそのキャラクターやプロポーションから妬みや僻みゆえの同性敵を作ってしまう某実力派アイドルが、いくらここを頑張っても振り向かれなかったのかな、と今になって冷静に見ることができる。) 

上の写真は、明菜っちのハードポップ満載で、私が大好物の1枚である『Stock』。萩田光雄武部聡志アレンジのアイドル好きの友人に、ダブっていた旧CDで『Stock』を差し上げたら、「・・・なんかどれも騒がしくて区別がつかないね」と貴重なご意見をもらった。ハァ〜、やっぱり人を選ぶのねぇ〜(しみじみ)。