T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

8・発言は(ポジティブ)≧(ネガティブ)に

 今日は、来月発売のサザンオールスターズのLIVE&ドキュメントDVDの内容を試視聴させていただきました。いやぁ、すごいスケールのLIVEで、公民館の発表会でも足がガクガクブルブルしてしまうような私(笑)はもう感心するばかりです。で、さらに驚くことに映像中に桑田さんがお客さん、それも隅々にいるであろう客視線である“演出”をLIVE終了直後、スタッフに注意する部分があって、自分が出る側なのに、観る側としての立場を細かくチェックしながら公演を進めている(しかもかなりの展開の速さで)なんてのも、改めて驚かされました。もちろん、通しリハーサルでアンダースタディを立てて自分がどういう風に見えるかというチェックをするアーティストも多数いますが、今回の指摘はそのレベルをはるかに超えていたので、感心のみならず感動しました。
 で、そんな自分にも他人にも厳しい人なんだけど、それでも憎まれていないのは、それ以外の所でおちゃらけたり、スタッフでいうとかなり下の立場にいる人についても気配り褒めたりと、ポジティブな発言が多いからかなと思いました。つまり、

ポジティブな発言がネガティブな発言を少しだけ上回るようにすれば、高いハードルも越えられる

ということなんだな、と改めて思いました。もちろん、ただのポジティブだけで反省がないのは困り者ですが、やはり前に進むにはその支えとなる言葉や経験があるかどうかだと思います。私自身も、もともと分析して生計を立てるくらいだし、モノの見方としてネガティブな部分がどうしても多くなってしまうし、ましてや京都人なのでそれをスルっとマルっと人前で言ってしまう(苦笑)嫌いがあるのですが、例えば悪いことを3つ言ったら、少なくとも3つは良い部分を見抜いて、できれば更にもう1つ以上前向きになれる部分を言うようにすることで、仕事がうまく進んでいるような気がします。とはいえ、(ネガティブな発言)が顔や身体のようになかなか直せないものに対してだったら、たとえ1つの指摘だとしても取り返しのつかないことになりかねないので、ご注意を。(苦笑)