T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

20・果報は「種蒔いて」待て

 今月は、レミオ凱旋や夢人島などの野外LIVEとか屋内でも複数のアーティストが出演するイベントとかで移動が多かったせいか、もう随分とバテてしまいました。まぁ、このブログは私自身の為、そしてもしかして私と同じ道を歩もうとされているかもしれない人の為に書き留めているので、別に時間などは気にしていないのですが、月2回書くだけでもやっとのことです。もう文章がつらつら出てくる人なんて凄いなぁと素直に感心してしまいます。
 さて、こんな筆不精な私でも副業として音楽チャートアナリストとしての連載が2件、音楽レビュアーとしての執筆が2件あり、他にも不定期で特集などにお声がけいただいています。これを読んでいただいても分かりますが(汗)、はっきり言って私、文章力がある訳ではありません。また、いくつかの音楽ファンの方のサイトで、私よりも情報も多いし、文章も上手いなぁとつくづく感心することがあります。それで、感動した際にはこちらからメールをお送りすることもままあるのですが、音楽系のお仕事は全くされておらず、またしていたとしてもショットで1,2回しただけ、という人ばかりで驚くことがありました。

 では、なぜこういった差、つまり私など文章力がなく、対外的な知名度もない人間が執筆をしているのに対し、よりアクセス数の高いサイトを持ち、より文章力のある人に回ってこないのかと・・・あらためて考えてみますと、そういえば私が執筆をお願いされたキッカケというのは自分から動いたことが後々影響しているような気がします。ある連載は、「ランキングに対して数字だけ見るのではなく、愛情を持って解説してください」と苦情の投書をしたら翌週編集部から呼び出しがかかり、「じゃああなたがやってみますか?」といわれました。(当時は会社員だったので匿名ペンネームからスタートしました。)また、別の連載は、CDのプロモーションをしていた時に、どうしてもその作品を覚えて欲しかったので、レコード会社が通り一遍に作った資料を自分で直して持っていったら、作品だけではなく名前を覚えられて、数ヵ月後依頼が来ました。つまり、こと音楽業界に関しては「果報は寝て待て」ではなく、「果報は種蒔いて待て」なんだと思います。

 そういえば、前述の文章力も知識もある素人の方からの返事は「お声をかけてもらったら書きたいと思います」なんて、とっても謙虚な方が多いですが、こんなに情報が溢れている中で、一からその能力のある人を探すのなんて大変なことだと思います。ですので、もし今後もエンタメ関連の執筆を考えておられる方は、どんどん自分で編集部などにPRしてみては如何でしょうか。そりゃあ、待っているだけで依頼を受ける方がカッコいいですよ。mixiなどでも、自分からマイミクになってというよりも、マイミクになって“あげますよ”、って言った方が立場が上ですもんね。(笑)でも、仕事に関しては、どんどん種を蒔いておいた方が、断然有利だと思います。低く出ておいて、実は上に行く作戦ではないでしょうか。

なお、アプローチしてみて断られることなんて、あまり気にしないで大丈夫です。なんたって、私のような素人肌(苦笑)でも仕事をしているくらいですから、どうぞ自信を持って進んで下さいね。