T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

64・プロの音楽ファン

 約1ヶ月ぶりのブログでいつのまにか謹賀新年。(おめでとうございます。)連載原稿は落としたことないけれど、ブログ更新は滞りっぱなし(苦笑)。しかも、年末年始は殆どお休みのつもりが、アンケート集計の準備、CDの選曲・コンセプト作成2社分、別のコンピレーションCDの楽曲解説(選曲なし)、雑誌の歌姫特集の表作成、女性アーティスト系のCDレビューなどなど、結局ほぼ毎日仕事をしていた。しかも、お出かけをして、時間が余れば仕事に戻り・・みたいな中途半端な働き方で、果たして9日間のうち何日まともに働いたことやら(こういうケジメのなさが既にダメ人間)。しかも、初詣に出かけては、子供たちが歌っている歌に耳を傾けたり、ショッピングセンターに行っては、CD店内のいつもと異なる客層が何を持っているか、ウォッチしたり(ストーカーではありません(苦笑))。いや、でもエンチカ]は、色んなお店で面陳して下さっていて、問合せで店員を焦らせて下さった(笑)お客様、ネットニュースなどを目ざとく引用して下さった店員様に感謝・感激です。ちなみに、うちのサイトでは最近CCC(TSUTAYA)からの検索が多く、「五木ひろし サザン」とか「演歌歌手がJ-POP」とか超ユルユルのキーワードで辿り着いていらっしゃって、ツタヤの店員さんを・・・何というか「ひとりでできるもん」コーナーのようなドキドキハラハラ感覚で見守っています。


 そんなこんなで、またもやバタバタのうちに明けてしまった2009年だが、今年も 「心で動け、体で感じろ」 を自らに言い聞かせながら進んでいければと思う。日々、音楽業界内からは、 「音楽ファン上がりがしゃしゃり出やがって」と陰口を叩かれ(それを人づてに聞いたり、ブログに書き込んでいるのをたまたま目撃したり)、音楽業界外からは、 「誰でも出来る企画や文章ばかり」とネット上で揶揄され、もう向かうところ敵が多いなぁと感嘆する今日この頃だが、それでも最近は 「私の仕事ってそれだけ音楽ファン目線の仕事が多いのかな」 と超善良に考えるようにもしている。音楽ファン目線だからこそ、業界内で閉じこもってCDも買わない人達と感覚が違うし(あの、紙ジャケCDで側面の文字を読みづらい小さいサイズやフォントの種類で復刻したり、普通のCDでもまっ黄色の文字のシールをケース上に貼り付けているディレクター諸氏、店頭で自分の作品を買ったことがあるのか??、と問いたい)、音楽ファン上がりだからこそ、周りの普通の音楽好きが欲しかったであろう作品を想定して企画したり、執筆ではファンが悲しむような発言を避けつつも業界の問題点を改善提案したり、出来るのではと。


 ということで、今年も“プロの音楽ファン”を極められれば嬉しい