123・懲りずにCD企画選曲解説

　自分に合った仕事に就けるようにと、ある程度学問を究めたいな〜・・・・とか考えていたのに、今ではかなり学歴不問な業界にいたり。

　パチンコや麻雀などギャンブルで身をすり減らす人にはなりたくないな〜・・・・とか考えていたのに、売れれば数百万円、売れなきゃ数万円みたいな報酬のCD企画の仕事もしていて、これってギャンブルよりも性質が悪いのではと思ったり。

　そんな天邪鬼な私ですが、またまた懲りずにCD企画を幾つか手がけております。もう、儲かるかどうかというよりも（そりゃあ売れたら売れたで嬉しいですよ♪）、このまま陽の目を見ないなんて、いいんだろうかコレは？とか思うとじっとしておられず、それで時間を見つけてはちょろちょろ動いております。

　まずは、9/15に佐良直美さんの3枚組『ゴールデン・ベスト・デラックス〜コンプリート・シングルス＋ヒット･カバー･コレクション』（ビクターから発売）。佐良さんは、これまで初収録を重視したゴルベスとか、レアなカバーCDとか出ていますが、安定した歌唱ですこぶる評価が高く、紅白の司会を５回も務めている、日本の代表的な歌手でもあるので、やっぱり少なくともA面コンプリートはあるべきだろう、と企画提案、そしてカバー部分の選曲をお手伝いしました。今から考えたら、本当くだらないスキャンダルで芸能活動を余儀なくF.O.されましたが、差別意識の薄まった今だからこそリベラルに評価されてもいいはずですよね。ちなみに、全60曲中大半が初CD化となるだけあって、マスターも非常に綺麗で、古い音源でも安心して楽しめます。また時間を見つけて紹介ページ作りたいな〜、と思いますが、畑中葉子も予想外な売れ行きで一時は2週間待ちとなってしまったので、お求めの方がいらっしゃいましたら今回もお早めの予約がよろしいかと思います。

　そして、10/6には、企画提案&選曲（の大半）を手がけた『COVER WHITE 男が女を歌うとき』と『COVER RED 女が男を歌うとき』の2タイトルがユニバーサルミュージックから同時発売されます。内容は、もうベタなタイトルどおりなんですが、数多く出ているカバーコンピのうち、コンセプトもしっかりしている真打ちみたいなものを是非出したかったんです。だから、ユニバーサルさんにご提案しました。ちなみに、原案は4年前の企画で、2年前別の某社で許諾申請直前まで進みながらも諸事情で頓挫していたので、私にとってはそのリベンジでもあります。曲目は、本家サイトの方でどうぞ〜。お店の反応がとても良いそうなので、じっくりと多くの音楽ファンの方々に届くといいな〜。

　さらに、その企画を進めている途中に、ビクターさんから『俺たちのフォーク！カバー編』の選曲サポートのお誘いが。どうも私、『エンカのチカラ』以来、「カバーならこの人！」みたいに思われている節があり、これまでの「チャート分析ならこの人！」「河合奈保子と岩崎宏美ならこの人！（当然、No.1という意味ではないですよ、念のため）」に続き、別の入り口をいただけたようです（微笑）。いつか、それぞれの特徴ある面が、様々に交差して、私という実体を示してくれればいいなと思いますね〜。こっちのフォーク！カバーは、9/22発売ですが、総花的にいろんなアーティストによるフォーク・カバーが聞けるのではと思います。選曲は、また固まり次第本家サイトで。

　ということで、それぞれに面白い作品だと思うので、また気にかけてもらえると嬉しいです。では〜♪