22・自分の欠点を受け入れれば

　最近、“仮想的優越感”というのが世の中で蔓延っているらしいですね。簡単に言えば「他人以外は全部バカ」だと思うことのようです。私自身は、実際にはそういう人とは殆ど会わないのですが、確かにネット、しかも匿名であれこれモノや人を悪く評価するだけの人の意見を見ると、「これを発言している人は、よっぽど有能な人なんだろうか」なんて、以前は錯覚していました。（・・本当に、私ったら言葉を真に受けてしまうのです。（苦笑））

確かに、相手が傲慢なのに自分からへりくだるのはシャクかもしれません。しかし!!この言葉にはもう一方のうれしい面も隠されているのです。

　私、独立してから物凄くよく分かったんですけど、今の世の中って、自分から謝ったり感謝の言葉を述べたりとへりくだると、相手がこちらの予想以上に素直になられるんですね。これは、先人達も「先に謝れば解決する」みたいなことおっしゃってましたが、その傾向はより強くなっているように思います。
　でも、ただうわべだけの言葉を言っても相手もバカじゃないから、美辞麗句だとバレてしまいますよね。そこで、心から言葉を発するには、まずは“自分の欠点が受け入れれば、自ずと相手の良さも認められる”と、私は日々感じています。自分、一人では何もできない。だからこそ、人の助けが嬉しいし、必要で。一人で仕事をしているように見える私ですら、人が必要としてくれなかったら仕事すらありません。最近、「ありがとう」なんて歌や映画が流行っているからこそ、流行に乗って素直になってみてはどうでしょう。（なーんて、ヒネクレ者の私が言うのも可笑しいですが（笑））