T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

46・他人と争うか、自分と闘うか

 またまた、あっという間に1ヶ月経ってしまった。私の場合、仕事以外は、ここに書けないほどのすっごく下らないことしか考えておらず、仕事については、もう復刻系は一段落したし、分析ネタは守秘義務があるし、連載ネタは納品したら頭の中スッカラカンだし(笑)、3月のドライブ・コンピの選曲の話をしても、本家サイトとは全く関係なくふ〜んって感じだろうし・・・えぇい、もう開き直って「下らない話」を書いてみよう


 忙しい、忙しい、といいつつ、箱根や県対抗の駅伝など、リアルタイムでずっと観ていた私。時々「好きなスポーツは?」と聞かれて、「えっ?」といつも答に困るほど、スポーツについて、なーーーんにも考えていないんだけど、駅伝やマラソンを観てるのは好き。だけど、大半のスポーツはずっと観ているのが苦手。確か最初の就職時の面接で尋ねられて、「(当時、声を鍛えていたので)腹筋と背筋を毎日していますっ!」と答えて(それはスポーツじゃねぇだろが・・・)と失笑を買ったこともあったっけ。今も昔も、そういうカンチガイ系発言で、場が和むのは有難いやら、恥ずかしいやら・・。相撲で、角番とか病み上がりとかの力士は応援しちゃうけど、それは単にリベンジ精神を見たいからであって、大半の取り組みも観ていない。別に、体を動かすのはキライじゃないのに、なんでかなーとずっと思っていた。


 そういえば、高校生などの弁論大会とかTVでやってるのを観るのも好きだけど、同じ高校生でもディベートとか本当に苦手。勿論、大統領選のスピーチ合戦とかも。人の将来の話とか政治の話とか興味はなくもないけど、なんでかなーとずっと思っていた。


 それで、おぼろげに考えてみたのだが、私は勝負事に対して、「敵を倒して絶対的に勝つ」というのがどうも苦手で「自分がいい成績を出して相対的に勝つ」というのが好きなんだなーと今さらながら思った。サッカーの国際戦とか、考えすぎも甚だしいんだけど、どうしても戦争を想起してしまうのに、国際的なマラソンで日本の選手を応援している自分って矛盾してるんじゃないか?とか思ったこともあるけど、やっぱり自分の中で「他人との争い」と「自分との闘い」の区別があるようだ。音楽についても、賞レースが権威があった時からなんだか椅子取りゲームみたいであまり興味がなかったけど、ヒット曲が生まれるということに対しては今も昔も執拗に(本当に執拗に(笑))意識しているのは、その数字に無限の可能性を感じているからだろうなぁ。昔からゴシップに興味がないのも、自分って別に正義感のカケラもないのになんでこんなに醒めてるんだろうって思ってたけど、相手を貶めても自分が何も昇ることがないからなんだとも思う。そう考えると、頭の中を一つ整理できた気がした。


 ということで、こんなマイペースな考えの人は、自営業、ホントおすすめ(笑)。ちなみに、私が「争いごと」を苦手とするのは、前世で戦争に巻き込まれた、とかそういう崇高なものじゃなく、はたまた82年9月5日発売の某アイドル・アーティストのバラード曲の影響でもなく、単に小さい頃のおやつやデザートの取り合いに上の兄弟に悉く敗れたからからだと思います。まさに、食べ物の恨みは大きい(笑)。