T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

48・「自由」それとも「孤独」

 うわぁ〜、今週は恐らく(いえ、本当に恐ろしいほど)寝てばかりだった私。1月、2月と働き詰めだった反動と、映画を2本観て「男、四十路、この先どうするべ?」とあれこれ考えてしまい、挙句の果て現実逃避(爆)で寝てばかりいたという。・・・つーか、自分の将来を考えるまでもなく、頂いているお仕事は、自分が選り好みしたものばかりで自ずと決まっているんだけど。何、文句言っとるか?・・・という感じ。


 10代後半。凄まじく貧乏だったので、セコいと言われようが、守銭奴と言われようが、とにかく支出を切り詰めて、授業が空き次第、とにかく短期バイトを詰め込んで、学費や生活費を稼いだ。


 20代後半。就職して、経済的に自立はしたものの、仕事において、与えられた「お勉強」を超える成果が出せず、どうすれば能動的になれるかと考えあぐね、とにかく趣味を活かしたいと転職した。


 30代半ば。好きな仕事が出来るようになったら、さらに自分のペースで働き、しかも働いて結果が出た分は、よりダイレクトに評価や報酬に反映されたいと思い独立し、とにかく好きな仕事だけ受けるようにして、がむしゃらに働いた。


 そして現在。経済面でも業務面でも愛情面でもこれといった不満がないのに、何かに飢えている自分に、はたと気付く。・・・余りにも「群れ」のない人生を送っているのだ


 考えてみれば、もう20年近く、結婚式の2次会パーティーとか、同僚との飲み会とか、行く必要はないとしても合コンとか、行く必要は人それぞれの・・・過激なキャバクラとか、そういうインフォーマルな集まり(というのかどうか知らんが)に参加したことがない。せいぜい少人数でのカラオケBOX程度。あとは、LIVEの打上げとか、打合せを兼ねた飲み会(大半はゴチになる)とか、すべて仕事がらみ。趣味を仕事にした代償がこれなのか?それとも、仕事で十分遊んでいて楽しんでいるくせに、まだ「楽しみたい!」と人間の果てなき欲望に突入しているだけなのか?


 と言っても、今さら掛けた梯子を下ろす訳にもいかず、このまま消防車の梯子のように延々と伸ばし続けるしかないのかも。こうして、世の不器用な亭主殿は家庭から孤立していくんだろうなぁと、容易に想像できる今日この頃(嗚呼!)。あー、どこかで流れ作業のバイトがしたい(←使えねっつーの!(笑))・・そしてまた「遊び」か「仕事」か区別のつかぬ作業場(兼、修羅場(笑))へ行く私(まぁ、行ったら行ったで楽しんでおります)。