114・15年は長い月日か短い日々か
2010年6月、河合奈保子デビュー30周年を記念して、本サイトの方で、奈保子さんの現在のところLASTとなっている1995年のLIVEツアーのレポートを載せてみました。
実は、このレポートは開催当時、つまり私が文章でプロデビューする5年くらい前に書いていたものなので、今から読んだら顔から火どころか炎が飛び出そうなくらいの表現も多々あって、それを直しても公開するにはあまりに酷いので、どうしようかと思ったのですが、今となってはこういうのを書いたサイトも殆ど無いので、まぁ事実の部分だけでも喜んでもらえるかと思い公開しました。ブログやSNS、Twitterはどんどん新しい文章がUPされるのが良いけれど、古いデータの検索はなかなか難しかったりするし、そう考えるとフラットに古いのも新しいのも引っかかり続けるサイトに、こういった記録を残しておくのは良いかもしれないですね。また、感想などあればお寄せ下さい。
でも、当時は、今のような仕事をするなんて全く決めていなかったのに、座席数を数えたり、男女比や年齢層を見たり、果てにはスタッフの人に曲目リストをもらったり(決して強引ではないのですよ)、と何かと今の私が助手で雇いたいことをやってくれていて、何だか微笑ましいです。そうです、今の私は“過去の私”におんぶに抱っこで生きております。
まぁ、そんなこともあって先日のラジオ出演時は奈保子さんの楽曲から「ハーフムーン・セレナーデ」をかけてもらったのですが、放送で“アイドル出身で低く見られがちなのに、素晴らしい楽曲を発表した、というのは、その後、私が先入観をなくして良いものを求めるルーツになっている”とかなんとか語っていましたが、そんな高尚なこと当時は全く自覚しておらず、ただ単純に好きなものを追い求めていたらそうなっただけです(苦笑)。なぜそういう天邪鬼な性格になったのかは、いまだに謎だけど、その部分で必要としてもらっているのは大変ありがたい事です。
そういえば、この1995年は、私のヒロリン収集元年でもあって、そう考えるとこの年って今と大きくリンクしているのかも。人生って不思議ですね。