T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

157・部分掃除は余計汚れが目立つ

 伊藤咲子BOX、「きっと発売なんて無理」と考えていた人たちの予想よりは多少売れているようです。サッコさんへの発売リクエストは非常に多かったとは聞きますが、アイドルや歌謡曲系では、そういう声を信じて、いざ発売してみると100枚(セット)も売れないものが多いのに、今回は、まずは着々と売れているようで良かったです。私が作成したニュース原稿も、転送先の記事編集ぶりが気に食わないのか、一部の洋楽ファンから重箱の隅攻撃があるようですが(微笑、でも「アイドルが洋楽より早いわけないだろ」って発言は酷すぎません?こういう人には一生分からない魅力が山ほどありそう)、“(最古)クラス”と注釈も入れているし、何より凄い数のニュース転送が送り手レベルでも受け手レベルでもなされているし、目的は達成できたと思います。

 出来上がったBOXに関するダメ出しをいただいた中から、言い訳を2つほどさせて下さい。

・ブックレットに「シングル・ディスコグラフィーを付けましょう」と提案したのは私です。しかし、その後、ゆかりある方からのコメントを頂戴するのに、すごく時間や手間がかかってしまって(これも私がやるので載せて下さい、と自ら仕事を増やしてしまった)、別作業で進んでいたブックレットの校正でモノクロにてディスコグラフィーが掲載されていることに、全く気が回っていませんでした。そもそも、中面がモノクロで組まれていたブックレットに対して提案をするとモノクロで再現されることを予想すべきだったし、カラーにこだわるなら2つ折りの別紙で一覧を入れるとか(勿論、それを押し通すなら、他の提案を、例えば他社音源を借りることとか、引き下げるべきですが)、あるいはテキストベースで、ディスコグラフィー一覧として載せるのか、考えるべきだったなと反省しています。
 なお、デビュー前後のあれこれの写真は、日本テレビ音楽さん(正確には「スター誕生!」元プロデューサーの金谷さん)が大事に保存されていた時点からモノクロでした。しかし、コメントを下さった方は5人とも、本当にお忙しくて、中には最初は難しいとお断りされた方も何人かいらっしゃったのですが、サッコさんの為なら!と、お時間いただいて、愛あるコメントをいただけたし、サッコさんご自身の37年間を脚色無しで長文にて振り返れたし、全体としては良かったと思います。(これ、TV番組がやるとどうしてもスキャンダルかお笑いに編集されてしまうので。視聴率主義なので、それが正解なのです。)本音を言いますと、「BOXならあって当然」とは思っていただきたくない。亡くなられた方を含め、本当に愛が詰まった言葉ばかりですので。


・BOXの中身がやや余裕ありという点ですが、これはBOXの体裁が決まってから、復刻ではない3枚(disc8〜disc10)はプラケースでの作成が当初考えられていたのを聞いて、私から、やっぱり10枚そろって紙ジャケの方が収まりがいいので、そこは何とか・・とお願いし変更してもらったので、結果的にBOXが大きめになってしまったのでした。これも、無理を言うなら、全部無理(BOXもスリムに)を通すべきだったのかも。でも、(バスの中じゃあるまいし(笑))ぎゅうぎゅう詰めで、取出しが大変なものに比べたら、随分ラクでよろしいのではないでしょうか。飛び出さないようなケースにもなっていますし。また、ビクターやコロムビア方式とは異なり、巻き帯をそのまま保管したまま、開閉ができるのも、EMI方式ならではのメリットではと。

 あ〜〜、本当は、色々な改善提案もしたのですよ、と自己弁護したいのですが、ここで1(私)VS数百(ファンの皆様)でディベートをするのは不毛ですし、どうかこれから買おうとしている人には、本作品の良い部分を、あちこちで広めていただけると嬉しいです♪。disc5以降の完成度の高さは、これが、売れない歌手とレッテルを貼られた作品とは思えないほどなんですから〜。私個人にご意見・ご批判いただけるのは、今後の反省につなげますのでメールなりでご自由にどうぞ。勿論、所詮は、皆さんと同じ一般の部外者なので、社内の様々な事情をくぐり抜けて実現できるとは限りませんが(汗、だって、人に1つの無理をさせるということは、こちらはその2倍無理な努力をしなければ、説得できないのですから。あと、守備範囲外の所に意見するならば、結局は全面的に責任持つくらいの覚悟がないと、中途半端になってしまうのも身に沁みました。そうです、部屋の一部を掃除すると、余計に汚れが目立ってしまうのと同じなのです。)。

 ともあれ、同じ指摘する/されるにしても、未来に繋がる言葉をお互いに持ちたいものですね♪