172・劇場版「歌旅」観てきました

　仕事の合間に、中島みゆきLIVE『歌旅』を観てきました。5年前に同じステージを観ていて、また4年前にDVDも購入していて知っていたけれど、やっぱり感動した。

　劇場では、DVDに収録されていたオフショットもなく、LIVEだけノンストップで公開。だから、中島みゆきの歌が大好きな人にとっては見やすいけれど、「地上の星」とか「糸」とかヒット曲メドレー的なものを望んでいる人には退屈かも（途中、うとうとしている中高年の方もちらほら）。

　それでも、やっぱり彼女の歌の上手さは抜群に分かるし、演奏（特にドラムとサックス。中村哲さんは中原めいこ時代から好きだけど、ちょっとこのLIVEでは主役を食う勢いでサックスが入りまくっていますｗ）の音は抜群に良いし、ステージの組み方やミュージシャンも含めた衣装のデザインの繊細さも分かるし、本当に微細なところまでしっかり愛情の行き届いたLIVE。

　当時LIVEで聞いて、もう会場で号泣しまくった「重き荷を負いて」。多分、自分のその後の人生までも変わってしまったほど凄まじく感銘を受けて、今回スクリーンに映し出されて、同じようになるかとちょっとビビったけど、普通に良い歌だと聞けた。私自身が成長したからだろうか。それとも、頑張りが足りないからだろうか。この5年間で、私自身も変わったのかなと聞きながら感じていた。その代わりに、当時よりも胸に迫るものがあったのが「背広の下のロックンロール」。「背広」を着ることは殆どないけれど（笑）、「右肩に愛をのせて／左肩に国をのせて／足取りが遅くなっても」あたりは、今、目指すべき生き方なんだとあらためて実感した。

　ということで、あと数日で公開が終わるけれど、迫力ある公開レコーディングのようなLIVEが堪能でき、最後に「荒野より」のPVもオマケであるので、よろしかったらどうぞ。観た後は、元気になれると思います♪