T2U音楽研究所~はてな置き場(旧:私を支える音楽と言葉)

T2U音楽研究所/臼井孝のはてな版です。

381・敵(笑)ながら天晴>聖子

日経エンタテインメント! 2013年 08月号 [雑誌]

無事、連載の首が繋がっている『日経エンタテインメント!』、連載スペース縮小の罪滅ぼしなのか(笑)、つのはず誠ちゃんの大きな記事執筆が続いています。今月売の2013年8月号では大特集『女子アイドル☆サバイバル』の中のPART3で、4Pにわたって「歴代アイドル歌手のターニングポイント」という記事を書いております。

80年代・90年代のトップアイドルが、ローテーショナルなリリース→年2作レベルに→やがて、年1作にとなる過程で、結婚や出産、女優へのシフト、そしてそこからの歌手やママドルとしての復活など、様々なタイプがあるということをタイプ別に考察しました。継続型代表として松田聖子を、歌手復活型として中森明菜(そしてまた休業中)、華原朋美、女優シフト型として小泉今日子篠原涼子、女優兼業型として原田知世育児休業型として河合奈保子中山美穂、そしてママドル型として早見優の9人をコラムで紹介しています。それぞれ小さな記事ですが、音楽的に頑張った部分にスポットを当てているのは、つのはず誠ちゃんのお家芸なのでご容赦ください。あと、4ページ目はおニャン子クラブモーニング娘。卒業・脱退後のメンバーの行方を図表化しています。おニャン子は、しーちゃんこと工藤静香よりも延命化している城之内早苗の存在にあらためて驚き。あと、モーニング娘。は、なんだかんだと全般に延命上手だと分かります。

それにしても、「アイドル歌手継続型」が松田聖子たった一人となり、あらためて敵ながら(いや、私も大半の作品を持っていて好きな曲もありますが、世間的に聖子ちゃん聖子ちゃんと言う人がいる手前、私までがそちらを褒めたら、もう奈保子さんの立場がないじゃないかということでファンを公言しないという複雑なスタンス(笑))、天晴だと思いました。ヒロリンもここ10年以上は「継続型」に近くて相当凄いですが、最初の結婚後は「育児休業型」を経て「歌手復活型」でしたし、アイドル以外のシンガーソングライターでも、全くの継続型って中島みゆきぐらいで、でもみゆきさんは結婚・出産なく音楽活動に専念しての結果だし、母親でありながら、タレント活動やドラマの主演、時期によっては海外プロモーションをこなしつつアイドル歌手を続けているのはやっぱり松田聖子だけなんだなと思いました。

まぁ、何であれ女性は強い!というのがわかるかと思います。よろしければどうぞ♪